多重標準の時代

「多重標準」というと、
デジタル化した情報機器を
まず思い起こすだろう。
機能を個別に分担しながら
発展してきた家電・情報機器が、
ちかごろは「多重標準搭載」として
機能を集約する方向にむかっている。
われわれの暮らし方もまた、
「多重標準搭載」つまり「多重標準の人生」を
受容することができてはじめて、
うまく暮らすことができるのではないか。
ひとつのテーマに多重の対応を準備する
という意味あいにおいて、
暮らしの場での「多重標準」のいくつかを提示してみよう。
「少子・若年化」社会と「高齢・成熟化」社会
「陽暦国際化」と「陰暦(農暦)地域化」
「常温型(エアコン)住宅」と「四季型(通風)住宅」
「職域ミドル化」(リストラ)と「職域シニア化」
「途上国マスプロ廉価品」と「国産手作り高級品」
「都市集中化」と「田園分散化」
「国家」同盟と「姉妹都市・友好都市」提携
「国語教育」充実と「バイリンガル(トリリンガル)」
「戦争」と「平和」・・・
この先のことは、 『多重標準の時代』(制作中)をみてほしい。