個人が実感できることではないが、
わが国の総人口が減少にむかうところにきているという。
統計には幅があるのであろうが、
1億2774万人あたりがピーク。
人口減少へむかうぶん高年者がもつ潜在力を活かすことで、
国民の総活力を維持することになるだろう。
そこで次の「高年者五歳階級」表をみてほしい。
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50~54歳 844・5万人 昭和27(1952)~昭和31(1956)
55~59歳1078・6万人 昭和22(1947)~昭和26(1951)
60~64歳 806・4万人 昭和17(1942)~昭和21(1946)
65~69歳 752・0万人 昭和12(1937)~昭和16(1941)
70~74歳 675・6万人 昭和 7(1932)~昭和11(1936)
75~79歳 535・4万人 昭和 2(1927)~昭和 6(1931)
80~84歳 360・3万人 大正11(1921)~大正15昭和元(1926)
85歳~ 305・0万人 大正10(1921)~
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昭和生まれの50歳以上だけで4500万人を超えている。
知識も経験も豊かなこれだけの高年者層が、本来あるべき存在感を
示していないことに問題がある。
文化的にも経済的にも新たな社会構造の創出が課題で、
それを「昭和丈人層」がなしとげるにちがいないというのが、
ここでのゆるぎない洞察と確信なのである。