地域生涯学習大学校(案内)
各地(自治体)の地域再生・創生のための高年者人材を養成する施設として全国各地に展開中です。リカレント学習や公民館生涯学習が個人の生きがいづくり中心なのに対して、六〇歳以上の全住民を対象にすることで、地域特性の再生・創生(まちづくり)の高齢人材や生涯にわたる学友づくりに重点があります。
[制作中]
地域生涯学習大学校一覧(案内) 学校名 運営者 所在地 連絡先 創立 入学資格 経費 講座内容 卒業後のようす(地域共生のまちづくり参加) 特徴(堀内メモ)
悉皆調査ではありません。開設に参考になるよう特徴のあるものから紹介しています。内容には変更がありますので、最新情報は運営者におたずねください。
[ 成田市生涯大学院 セミナー資料 ]
「人生100年」時代をどう生きる
新たに「三世代平等社会」をつくりながら
2023年11月24日(金)・28日(火)
講師 堀内正範 ほりうち まさのり
ジャーナリスト・朝日新聞社社友(元『知恵蔵』編集長)・高連協オピニオン会員
◎1 わたしのこと。本のこと。セミナーのこと。・自己紹介 ・「老人力」と「丈人力」(保持している潜在力) ・大丈夫」と「岳父」
・だれもが「七十古希」まで ・高齢者社会と高齢化社会 ・「平和団塊」の歴史的役割
関連自著『丈人のススメ 日本型高齢社会 「平和団塊」が国難を救う』(武田ランダムハウスジャパン 2010・7・1刊 1500円税別)
◎2「人生90(60+30)年+」の高年齢期に「三世代平等社会」をつくる
・いまは実感しづらい人生100歳(資料) ・世界トップで「高齢化社会」(高齢化率7%・1970年)→「高齢社会」(14%・1994年)→「超高齢社会」(21%・2007年)→高年世代(25%・2015年)が成立して、青少年成長期・中年成熟期・高年円熟期の「三世代長寿社会」を達成する
◎3 個人と家庭(くらし)
・高齢化時代のG型ライフサイクル ・「平均寿命」「健康寿命」の男女差 ・賀寿期五歳層 ・「七十古希」から「百齢眉寿」へ ・近居・隣居より三世代同等同居
◎4 ものづくりと企業(しごと)
・MADE IN JAPAN 丈夫で長持ちする中級優良品 ・三種の神器 ・企業戦士 ・戦後復興・高度成長・九割中流 ・家庭に「百均商品」・会社に「非正規社員」 ・高齢者向け商品・サービス ・定年延長・生涯現役 ・毎日が日曜日 ・GDP5%・一人当たりGDP30位に
◎5 日本の「SDGs」(持続可能な開発目標)は四季のあるくらし
・双暦(西暦・農暦)に慣れる ・二十四節気 ・百季人生(高齢期人生) ・季節小物・床の間春秋・四季カレンダー ・自作秀逸五句 ・八方時刻 ・祭事・歳事・催事に参加・春夏秋冬の四季の特徴を活かして狭い国土を4倍に見せる
◎6 地方特性を活かすまちづくり(自給率の回復)
・均衡ある国土の発展(横並び)から特性ある地域の発展(横比べ) ・地産品で全国ブランド ・「地域包括支援センター」・「シルバー人材センター」・「生涯学習センター(生涯大学校)」 ・三世代交流会館 ・三世代四季型中心街 ・シニア生活圏(居場所・通い場所)
◎7 国民としてとともに市民として活動
・「高齢者対策」(介護・医療・福祉・年金)と「高齢社会対策」(意識・居場所・しくみづくり)・「高齢社会対策基本法」(1995年)と「高齢社会対策大綱」(1996年)からの成果・1999年「国際高齢者年」 ・国連高齢者5原則「自立・参加・ケア・自己実現・尊厳」
◎8 2047年「日本国憲法100年記念国際祝典」を主宰する
・世界61位の「領土小国」として国際的に何を誇りとしつづけるか ・和の「おもてなし」
<注> 報告書 「長寿社会における生涯学習の在り方について」(文科省生涯学習政策局)代表的な「生涯大学校」 兵庫県いなみ野学園・成田市生涯大学院・江戸川区人生大学・・
・「人生100年」時代の初代として・・
2017年11月、衆院選後の「所信表明演説」で安倍晋三首相は、「人生100年時代を見据えた経済社会」への改革を訴えました。2018年6月には「人生100年時代構想会議」で「人づくり革命基本構想案」をまとめています。が、会議メンバーに高齢社会の実情がわかる有識者が参加していませんから、高齢者にとって納得できる提案になっていません。5年を経ても「高齢化」の成果を生まないのです。会議に参加した英国のリンダ・グラットン女史の『LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略』が話題になり、ベストセラーになりましたが。
高年期「人生90(60+30)年+」をどう過ごすかは、個人の努力(自助)によりますが、住民同士(互助)の助け合いや地域(共助)の支え合いや自治体によるさまざまな支援(公助)により充実度がちがってきます。これまでの「世代交代」にかえて「世代交流」によるすべての世代(all ages)が力を合わせた「地域共生社会」の創出が地域生活圏で競われています。
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・高齢化時代のG型ライフサイクル
青少年期 〇歳~二四歳 自己形成期 成長期
(二五歳~二九歳 バトンゾーン 選択期)
中年期 三〇歳~五四歳 労働参加・社会参加期 成長+成熟期
(五五歳~五九歳 パラレルゾーン 高年準備期・自立期)
高年期 六〇歳~八四歳 地域参加・自己実現期 成熟+円熟期
前期 六〇歳~七四歳 地域参加期 成熟期
後期 七五歳~八四歳(女性~八九歳)自己実現期 円熟期
長年期 八五歳(女性九〇歳)~ ケア・尊厳期 長命期 晨星期
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・賀寿期五歳層の8ステージ (二〇二三年基準)
還暦期(六〇歳~六四歳) 昭和三四年~昭和三八年 還暦=六〇歳
禄寿期(六五歳~六九歳) 昭和二九年~昭和三三年 禄寿=六六歳
古希期(七〇歳~七四歳) 昭和二四年~昭和二八年 古希=七〇歳
喜寿期(七五歳~七九歳) 昭和一九年~昭和二三年 喜寿=七七歳
傘寿期(八〇歳~八四歳) 昭和一四年~昭和一八年 傘寿=八〇歳
米寿期(八五歳~八九歳) 昭和 九年~昭和一三年 米寿=八八歳
卆寿期(九〇歳~九四歳) 昭和 四年~昭和 八年 卆寿=九〇歳
白寿期(九五歳~九九歳) 昭和 元年~昭和 三年 白寿=九九歳
百寿期(一〇〇歳以上) 大正一四年以前 「百齢眉寿」
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・東洋の存在論は「生命 三身・空」(仏教)、西欧は「神 GOD」(一神教)
・体=からだ・健康 食べる・薬・サプリメント・休息・健康体操・有訴・・・・・疾病
・志=こころざし・知識 しゃべる・ことば・思う・見聞する・情報・文化・・・ 認知症
・行=ふるまい・技術 歩く・雑用をする・手づくり・芸能・技術・スポーツ・・・介護
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<注> *成田市生涯大学院の教養講座 ・書道・園芸・陶芸・油絵 ・体操 ・音楽