「ふるさと歴史・伝統環境」構想

「市町村合併」を契機として、じっくりと「地域の歴史・伝統環境」を見直し、保護し、回復し、創出する。その経緯を知る地域の高年者が主体になって世紀をかけた「ふるさと歴史・伝統環境」構想を立ち上げる。具体的なプロセスは、高年期を迎えた人びとの体験を生かした「高年期のステージ」形成の活動と重なり、ふるさとに住むだれもが安らいで暮らせる「高年化社会」の創出につながる。「地域の高年層」の人びとの穏やかな一歩が、遠い先方にある世紀の夢「ふるさと創生21」の実現にむかう一歩となる。(実例紹介・案内)

「5歳階層フェア」

50~54歳の日、60~64歳の日、70~74歳の日など。
同世代講演会、同世代コンサート、5歳階層別スポーツ競技、5歳階層別健丈度。(案内)

「シニア文化圏」

高年者団体が主催する講演、演奏や工芸の実演、句会、オープン・カレッジ、シニア大学院など。 「学友」と「同僚」と「親族」のほか、高年期の長い人生を充足して送るには心躍る高年期人生の充足をめざして五つ~七つの「シニア文化圏」での活動が、暮らしに厚みと弾みと変化のある成果を刻んでいくことになる。それぞれに自立した「シニア文化圏」が多種多彩に活動し合い接触し合い、お互いの存在を意識し合いながら豊かな「日本シニア文化圏」が総体として成り立っていればいい(案内)。

高年者ファッションショー

地域の四季・街着和装ファッション、高年者向け衣装、小物、化粧品。20世紀を風靡したのが欧風ファッション。それに重ねて新たな世紀での和装の復活。四季折り折りの街着として「和装街着」が各地に定着し、季節ごとに競われて話題に。隣家のジージが「春の街着ベスト・ドレッサー」なんてあっていい情景である。海外の姉妹・友好都市から素材を移入して新たに個性的な意匠をつくり出し、地域の街並みに似合う独自のローカル・ファッションを展開する。街着は和洋折半ほどほどがいい。(案内)

三世代のための四季型中心街

日常生活圏にある「買い物+遊歩空間」としての「三世代のための四季型中心街」。中元・歳末の二度でなく、春・夏・秋・冬の季節感を織り込んだ商店街は、近隣に住むだれもが小一時間ばかり、散策や買い物や遊びや語らいのためにやってくる暮らしの情報空間である。「季節の風物」に安らぎながら、出会った知人と気軽に会話を楽しみ、テラスで一杯のコーヒーと自家製ケーキを、あるいは老舗で一服のお茶と季節和菓子を味わう。ひとときお国ことばでしゃべり、暮らしの声や音、子どもたちの遊ぶ声を聞き、生活の臭いを胸に収めることができる街。みんなでつくるそんな「三世代のための四季型中心街」なら、今日にでも行ってみたい。(実例紹介)

高年者向け地域特産品

「高年者向け地域特産品」の紹介・制作者。地域の高年者層による地域の四季の特徴を生かした活動が、地域特性を持つまちづくりつまり地域の「モノと場の高年化」の現場をつくりだす。伝来の技術を活かした「高年者向け地域特産品」が生まれる。高年者の暮らしに便利で長持ちする「地域特産品」をいくつも持った「個性のあるわがまち」が他と競う。高年者の四季の生活を支える「地域ブランド製品」の開発に成功すれば、それは地場産業に新たな活力を与えることになる。 (実例紹介)