日常生活圏にある「買い物+遊歩空間」としての「三世代のための四季型中心街」。中元・歳末の二度でなく、春・夏・秋・冬の季節感を織り込んだ商店街は、近隣に住むだれもが小一時間ばかり、散策や買い物や遊びや語らいのためにやってくる暮らしの情報空間である。「季節の風物」に安らぎながら、出会った知人と気軽に会話を楽しみ、テラスで一杯のコーヒーと自家製ケーキを、あるいは老舗で一服のお茶と季節和菓子を味わう。ひとときお国ことばでしゃべり、暮らしの声や音、子どもたちの遊ぶ声を聞き、生活の臭いを胸に収めることができる街。みんなでつくるそんな「三世代のための四季型中心街」なら、今日にでも行ってみたい。(実例紹介)