「日本丈風の会」とは

日本丈風の会

「日本丈風の会」とは・・

ふえつづける高齢者の連携で史上初の「日本長寿社会(三世代現役社会)」を達成する
[丈風の会]の活動趣意と指針「老中八策」
活動趣意
☆「人生90(65+25)年」という長寿は、祖父母・父母たちが前世紀に努めて得た成果であり、今世紀を生きる子・孫たちにとっては実現すべき課題です。ふたつの世紀をつなぐわたしたちは、「すべての世代のための社会」(国連の指針)を形成しながら高齢期を過ごすことになります。
☆4人にひとりに達した高齢者(65歳以上)のだれもが保持している成熟+円熟した生活感性を萎縮(デフレーション)させることなく、みんなが安心して過ごせる共生・共助の「地域生活圏」をこしらえること。
☆これまでに培ってきた「健康・知識・技術」(体・志・行)そして資産や人脈を活かして、これまでになかった「モノ・サービス・居場所」やしくみを創り出すこと。わたしの場合は経験を活かしてweb「月刊丈風」という情報拠点を定めて、烽火をあげました。
☆「丈風の会」は大丈夫(丈人)の風格・気慨をもって生きる人びとみんなの居場所です。
 
これまでは「人生65年」=2世代 (青少年+中年)α (高年余生)
「引退余生」社会で過ごす

これからは「人生90年」=3世代 (青少年+中年+高年現役) 多重型
「現役長生」社会で過ごす

 
老中八策」 「尊厳」ある高齢期を送る指針はここから 一つずつ一つでも
◎六五歳から九〇歳までのニ五年を他力依存でなく過ごすため「自立意識」を確立

◎「引退余生」でなく「現役長生」で社会参加を続けながら「高齢期人生」を実現
◎培ってきた知能技能を活かして高齢期の暮らしを豊かにする「優れモノ」を制作
◎体(≧病気) 志(≧認知症) 行(≧介護)の 三つのバランスで「包括ケア」を体現
◎「三世代 (青少年~三〇歳 中年~六〇歳 高年~九〇歳+)」現役型社会を創出
◎日また一日欠かさずに出て「地域生活圏」(「助け合い」の拠点)の形成に参加
◎高齢者がつどう「居場所」でそれぞれの自己目標をみんなで論じて達成策を協議
◎水玉模様のような小さな会に加わり各地各界の仲間同士と成果を分け合って連携
注:
「自立・参加・ケア・自己実現・尊厳」(高齢者五原則)は国連が提唱する国際的指針です。
日本丈風の会 2010・9~2015・9~

課題と活動

会員・会友が参加する課題と活動
a「三世代平等長寿社会を達成するみんなの会」(総会)

以下はそれぞれ課題としての具体的な活動です。 いくつでも参加してください。
b「三世代同等同居住宅をふやす会」(三代で暮らせる三同同住宅)
c1「高齢者向けモノとサービスをつくる会」 (専用品による経済伸長)
c2「高齢者の居場所・通い場所をつなぐ会」 (生活圏の高齢者拠点)
d「体験した戦禍を家族史として残す女性の会」(戦禍体験の世代継承)
e「内閣府に高齢政策担当特命大臣を求める会」(専任大臣を常置)
f「全国の高齢議員をはげます会」(70歳以上。会友の代表として)
g「平和憲法100年記念国際祝典2047推進会議」(国際平和)
h「第三回高齢化世界会議(2022)招致の準備会議」(アジア初)
i「NHK第三放送 高年文化局を開局する会」(円熟した内容の放送)
j「中学校区に 公立生涯大学校 の設置をすすめる会」(高齢期学習)
k「長寿時代にかんする講演セミナー講師の会」(名誉教授等の活用)
l「エイジングを語る市民と報道人の会」(各分野の市民連帯の会)
m  そのほか本会が参加可能な活動・事業

[日本丈風の会] https://jojin.jp
堀内正範
「高齢化」問題ジャーナリスト 朝日新聞社社友(元『知恵蔵』編集長)
高連協オピニオン会員
web「月刊丈風」編集人 
web「月刊丈風」https://jojin.jp/
e-mail  mhori888@ybb.ne.jp joufuu21@gmail.com
Tel & Fax 0475-42-5673
keitai   090-4136-7811
〒299-4301 千葉県長生郡一宮町一宮9340-8

*******お仲間に転送をお願いします

栃木県シルバー大学校(2年制)

中央校(宇都宮市) 南校(栃木市) 北校(矢板市)

○運営 とちぎ健康福祉協会
○所在地 中央校 宇都宮市駒生町3337-1とちぎ健康の森2階
○連絡先 tel028-650-3366 fax028-627-2522
○創立 2004年から学習内容を変更。○入学資格 60歳以上の県内在住者。中央校320人 南校120人 北校120人
○経費 授業料18000円 資料代2000円
○課目・学科 4
○専門科目4 いきいきスポーツ学科 はつらつ健康学科 支え合い福祉学科 ふるさとふれあい学科
○一般科目 ○クラブ活動  1年次基礎課程 一般科目40日80時間 専門科目10日20時間  2年次応用課程 一般科目30日60時間 専門科目40日100時間
○卒業後のようす 入学者を「生きがい推進員」に委嘱。卒業後は地域活動のリーダーに
○特徴(堀内) 大学校で学んだ知識や技術を活かして市町村と連携しながら地域活動をおこなう。いきいきスポーツ学科は地域で開催されるスポーツやイベントの運営、はつらつ健康学科は健康づくり事業の運営、支え合い福祉学科は社会福祉施設等や生活エリアでのボランティア活動、ふるさとふれあい学科は地域の文化を伝えるボランティア活動など実践的だが、内容を面白くしていくことと地域リーダーの養成とのバランスが課題。

各党の政策担当リーダー各位へ

新装なった国会議員会館をたずねて、各党の政策担当リーダー各位へ、以下の申し入れをいたしました。

各党の政策担当リーダー各位へ

 ご活躍を拝見しております。
 現政府がめざす“強い社会保障”は大切な課題ですが、直接的には2割ほどの高齢(弱)者が対象です。7~8割の健丈な高齢者層(50歳~5500万人、60歳~3800万人のうち)が参画して達成する「日本型高齢社会」構想を提案して衆議して国民に示してください。
 いまや「平和団塊」(昭和21~25年生まれ、1000万人)のみなさんが60歳代になりました。いま”立ち上がる”のを期待するのは、若年者ではなく社会参画に意欲をもつ健丈な高年者層です。消費税5%増よりもはるかに大きな経済・財政上のプラスを、しかも継続的に創出できるはずです。全国の高齢者のみなさんが注目し安心できるような提案を早急にしてください。
 各党の政策担当のリーダーの方々に呼びかけます。
2010・8・-
ジャーナリスト 堀内正範

[健丈な高齢者]は視野になし

 鳩山新首相の10月26日の「所信表明演説」は、「友愛政治」による「無血平成維新」によって官僚主導から政治主導に転換し、いのちを守り、国民生活を第一として、「弱い立場の人びと、少数の人びとの視点が尊重されなければならないというのが原点である」 というものでした。
「子どもやお年寄りなどの弱い立場の方々を社会全体で支えあう・・」
 障がいを持った方たちも、あるいは高齢者も、難病の患者さんも、人間は、人に評価され、感謝され、必要にされてこそ幸せ・・という「弱者としての個人」の存在が強調されています。
 善意といえば善意ですが、「健丈な高齢者」は視野になく、健丈な高齢者の参画による 「高齢社会」 への言及はありませんでした。
 菅直人副首相の「戦略室」も、財政は子育て、環境、雇用を中心に執行するというものですから、高齢者はこれまでどおり医療や介護といった「社会の被扶養者」にならないかぎり存在を認められないことになってしまいます。
 5000万人の健丈な高年者は、民主党の公約であるはずの
「高齢者の方々を年齢で差別する後期高齢者医療制度については廃止・・」
 を即座に実施するよう、志をひとつにして迫らなければなりません。5000万人による「衆志成城」です。
「無血平成維新」のキイは、「日本高年者」が持っているのですから。(茶王樹主人)

政不在・官主導で生じた現実

民主党は鳩山首相さえも
「高齢化はさておき少子化だけは」という言い方をして、
「少子・高齢化」一体での解決を軽視している。
マニフェストをみても「高齢者」は社会保障レベルで語られており、
「日本高齢社会」のグランドデザインを構想し提案するといった
将来あるべき姿への契機すらみえない。
残念ながら有力政党に期待をかけることはできない。
新世紀の潮流である「高齢化」にそなえるよう国連が訴えた
1999年の「国際高齢者年」から10年、仔細に観察・考察してきた
「日本社会の高年化」にかんする課題は30余にもなるが、
ここで、その中から官僚主導で生じた現実とのズレが際立つ課題を、
「政権交代」時の戦略として緊急に取り組むよう提案としたい。
ちなみにこの一〇月一日は、10周年目の 「国際高齢者の日」 である。
●少子化特任大臣を置いてなぜ高齢化特任大臣が置けないのか。
(内閣府。「少子・高齢化対策」は少子化重視)
●次世代育成に祖父母の「孫育て」は不要なのか。
(厚労省。「次世代育成支援」で無視される祖父母)
●合併は「地方分権+生活圏拡大+少子・高齢化」が課題だったが。
(総務省。「高齢化対策」は健丈な高年者の自立・自尊の意識による参画がない)
●地域開発の人材育成は高年者を対象とすべき。
(文科省。「公立高年大学校」のすすめ)
●あまりに乏しい「国際高齢者年十周年」の成果の海外発信。
(外務省。国連が期待した「先進国型高齢社会(日本モデル)」は未形成)
●わが家三代の暮らしが引き継げる住宅を。
(国交省。「三世代同等同居」住宅が未来型)

「政権交代」の衆院選をおえて

先の衆院選(2009・8・30)では
官僚主導から政治(国民)主導による
「政権交代」
を訴えた民主党が大勝利した。
それにより際立つことになったのは、30~40歳代の
新人議員の動きであり、政治家の若手しろうと化でもある。
しかし成立した鳩山内閣は平均年齢が60歳を越えていて
麻生内閣より高年であるとともに安定した布陣が評価され、
それをとやかくいう若がえり推進派はいないようだ。
歴史的な大敗北をした自民党でも新総裁選出にあたって
若手筋から派閥領袖の主導を排する「世代交代」が声高に叫ばれ
「政界の若年化」がいっそうすすむ気配が濃厚になっている。
しかし高年層の支持を受けた谷垣さんが選ばれることに落ち着くだろう。
繰り返すが、重要なのは年齢ではない。
長い経験と思索によって練り上げた独自の将来像をもち
それをみんなが共有する姿にできるような独自の表現力のある人物を
地域や分野の代表として政界に送り込むべきなのだ。
「たなぼた」といわれるような拙速な手法で候補者を出す政党に
この国の将来が左右されるのはいいとはいえない。
次の国政選挙である来年の参議院選を選挙民として注目しよう。
とくに自民党陣営は優れた人物が落選議員や二世のなかにもいるだろうが、
新たに広く求めて選挙民が地域の代表としてふさわしい人材の
発掘に力をつくして来年の参議院選挙に臨むべきであろう。
すでに候補ありきという姿勢では勝てないし、
なにより時代を動かす力にはなりえないからだ。
そんな野党なら不要であり、再興はむずかしい。

後期高齢者の医療費

なお高齢化が進むから当然、
後期高齢者(75歳~)の医療費は増大する。
その費用をだれが負担するのか。
「高年化社会」で国民全体の理解が得られるしくみは、
最後まで国が負担するというものだろう。
安心して長寿をまっとうできること。
けっしてその逆であってはならない。
75歳を過ぎて複数の病気にかかったり、
治療が長期にわたってしまうようなら、
早期の死を覚悟せよというのが、
新たに創設された国の医療制度の方向である。
75歳以上を対象とした
独立の 「後期高齢者医療制度」がそれ。
平成20年4月から実施されることになった。
どう言いつくろってみても、
国庫負担(5割)と現役世代支援(4割)の負担をいい
長寿を求めるなら、住んでいる家を担保にし、
個人資産を売り払ってせよというものなのである。
それがあるならいいが、
国のために尽くし、身銭を切って社会貢献をしてきた
75歳以上の善良な高年者には、
いささかつらすぎる方向なのである。

エイジレス・ライフ

高年期のありようとして、
「エイジレス・ライフ」
(年齢にとらわれない生き方)
という主張には注意しよう。
高年者が若年世代のための第二軍に
組み込まれてしまうからだ。
高年になればなるほど、
年齢は意識しなければならない。
「高年者」の「高年期」を意識した活動が、
そのまま新たな「高年化社会」の形成になる。
本稿がなんども記してきたところだ。
ところが内閣府は、「すでに高齢期を迎え、又は
これから迎えようとする世代の
高齢期における生活の参考としてもらう」ために、
エイジレスな生き方の例を募集している。
「若年世代」や「子育て世代」や「高齢世代」自身を
支えている高齢者(65歳以上)のいい事例を、
「心豊かな長寿社会を考える国民の集い」
において紹介するというのだが。
われわれ丈人の会としては、
「高年期」を意識した「高年者」の活動が、
そのまま新たな「高年化社会」の形成になる
といういい事例として応募して、
内側から改革を迫らねばなるまい。

YAHOOのウエブサイト

YAHOOのウエブサイトで
検索すると、「茶王樹」はもちろん、
「高年者年表」や 「丈人力」「多重標準」
からでも本稿にたどり着くことができる。
どこでどなたが確認をしているのか知らないが、
海岸の砂のような情報の粒々のなかから、
苦労してつくりあげたラウンジ・茶王樹蔭・用の
「高年者年表」と、
7年ががりで積み上げて高年化社会の
グランドデザインを提示した
『多重標準の時代 昭和生まれの丈人力』
を拾い上げてくれたことに感謝しよう。
それでも砂浜の粒のひとつであることにかわりはないが。
制作者としてはキラリと輝く粒子として、
どこかのだれかの目に触れることに希望をもてる。
「・茶王樹蔭・」とともに
「高年者年表」「多重標準の時代 昭和生まれの丈人力」でも
本稿に出会えるようになって、
あらたな仲間が集まって 「丈風」という文字を
浮き立たせることができたなら、
あらたな時代を登場させることができるだろう。
年初に当たって書初めをしよう。
「高年社会 平和之証」

成田市生涯大学院

もうひとつ、
首都圏の高年者大学の例として、
千葉県成田市の
「成田市生涯大学院」を紹介しよう。
年々講座の充実につとめながら
着実な成果を生んでいる。
入学資格は市内に住む60歳以上の人。
3年制で、受講費用は無料。さすが成田市である。
高齢者が大切な社会の担い手として、
その豊かな能力を地域社会の向上のために
活かすことによる新たな生きがいの創造をめざす。
教養講座(10:00~12:00)と専門講座(13:30~15:30)
の両方を受講するが、カリキュラムをみると、
新たな高年化社会の担い手を育成する意気込みがみられる。
専門講座は、書道・陶芸・園芸から1つを選択。
学習表をみてみよう。
新勝寺と成田 地球環境の現在
ガンの予防と早期発見 救急講習 薬の副作用 高齢者の病気
医療保険と介護保険 健康を作る食生活 心と身体のかけはし
パソコン研修 相続税について 俳句の作り方
自分史の書き方・・
高年者なら聴講してみたいものが多い。