「月刊丈風」2015年3月号
「丈風」2015年3月号pdf
「老中八策」20150101+
安倍総理所信・施政演説
まち・ひと・しごと創生法
国の長期ビジョン
高齢社会対策大綱全2012・09a
新地域支援構想20140620
コーディネーターと協議体
高連協・2015年賀詞交歓会
堀田理事長講演20140729
高連協「結果のご報告」
高連協アンケート
調査対象者の基本属性
ristex平成26年度
エイジノミクス序論
やや高安心a
編集月旦2015年3月号
前月号まで
「月刊丈風」2015年2月号
「月刊丈風」2015年1月号
「月刊丈風」2014年12月号(年鑑)
「月刊丈風」2014年12月号(年鑑)
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安倍総理所信・施政演説
新地域支援構想20140620
生活支援コーディネーター
ニュース地方創生法成立20141121
まち・ひと・しごと創生法
高齢社会対策大綱全2012・09a
編集月旦2014年12月号
前月号まで
[老中八策] 尊厳ある高齢期人生のための指針 丈風の会 2015・01・01
老中八策20160501
◎[老中八策] 「尊厳」ある高齢期を送る指針 ここからひとつずつ・ひとつでも
一 65歳から90歳までの25年を他力依存でなく過ごすため「自立意識」を確立
二 「引退余生」でなく「現役長生」で社会参加を続けながら「高齢期人生」を実現
三 培ってきた知識技術を活かして高齢期の暮らしを豊かにする「優れモノ」を制作
四 体(≧病気) 志(≧認知症) 行(≧介護) 三つのバランスで「包括ケア」を体現
五 「三世代 (青少年~30歳 中年~60歳 高年~90歳+)協働型」社会を創出中
六 高齢者がつどう「居場所」でそれぞれの自己目標やみんなの課題の解決策を談議
七 日また一日欠かさずに出て「地域生活圏」(「支え合い」の現場)の形成に参加
八 「水玉模様のような小さな会」に加わり成果を語って各地各界の仲間同士と連携
注:「自立・参加・ケア・自己実現・尊厳」(高齢者五原則)は国連が提唱する国際的指針。
2012・5・1~2016・1・1~
「月刊丈風」2014年11月号
エイジノミクス
シニア用語today
「エイジノミクス」
「高齢化」の進展は多様なシニア層が新たに生まれる変化でもある。新たなライフスタイルやワークスタイルあるいはエンディングスタイルが登場する。また高齢社会対応のインフラや「地域包括支援制度」など新たな社会システムへの移行、「共助文化」の醸成、あるいは世代間の連携や多世代共創による新たな相乗効果の創造など、すべてがイノベーションをもたらす。エイジングはまさにイノベーションの宝庫である。
「エイジノミクス」ということばは、2014年7月7日に、「第3回高齢化世界会議(WAA22)」招致推進の会(準備会、三菱総研会議室)の席上で発案された。岡本憲之氏の趣旨説明の途中で、林玲子氏が発言したものである。『知恵蔵』の元編集者としては新語が生まれた瞬間に立ち会った実感があった。これから岡本氏の論考を通じて流行語になるだろう。「老人力」が赤瀬川原平氏と藤森照信氏の発案であったように、おふたりの発案として扱うのがいい。「アベノミクス」に欠落している高齢者と高齢社会を対象とする新たな経済活動の表現として「エイジノミクス」は大きく羽ばたくだろう。(2014/11 堀内)
エイジノミクス序論 ― 高齢化をチャンスと捉え成長に変える経済
岡本憲之
日本シンクタンク・アカデミー理事長
2014/11/29
はじめに
人口ボーナス/オーナス論への反論
戦後の高度成長の要因として、しばしば生産年齢人口の増加が挙げられる。いわゆる人口ボーナス論である。そして現在の日本では、少子高齢化に伴い生産年齢人口の急速な減少が始まっている。それは経済の足かせになり、成長を阻害する要因となる。いわゆる人口オーナス論である。このまま行くと、日本の未来には暗く衰退する社会が待っている・・・・・?
しかし本当にそうだろうか。確かに生産年齢人口の増加は経済成長の1つの要因とはなろう。しかし経済学者の吉川洋氏は、戦後の高度成長のより大きな要因として世帯数の増加を挙げている。戦後、地方から都会に出て来た若者たちは、新たに多くの世帯を形成した。いわゆる核家族化である。この核家族化の流れが、車や家電製品などの各世帯への普及を通じて高度成長を牽引したと言うのである。
戦後の大家族から核家族への変化の本質は何かを問えば、その答えは新たな人生スタイルの登場ということになるのではないか。そして新たな人生スタイルの登場こそが、イノベーションを起こし成長をもたらしてきたのではないか。そう考えると今の高齢化の流れに対しては、生産年齢人口の減少とは違った見方ができるのではないか。それは長寿化に伴う高齢期の新たな人生スタイルの登場という大きな流れである。
今や高齢者の人生は、昔のように老後とか余生といった十把一絡げの言葉では片付けられない。人生における長い高齢期は、多様で新しい人生スタイルの登場を意味し、それらはイノベーションと成長のチャンスと捉えることができるかもしれないのだ。
必要とされるエイジノミクス論
多くの人は高齢化に対して、「暗い」あるいは「衰退」といったイメージを持っているようだが、それは先入観である。実際イノベーション(に伴う成長)は変化の過程で起きる。エイジングすなわち人口構造の変化、これはイノベーションの機会である。日本をはじめ世界的に高齢化が進む中、経済の持続可能な発展に向けた道筋を改めて探るべきではないか。まさにそれこそがエイジノミクスである。
先端医療技術の進歩など技術的ブレークスルーはイノベーションを生み出す。しかし技術だけではない。例えば高齢化は、分厚く多様でアクティブな高齢層が新たに生まれる変化である。新たなライフスタイルやワークスタイル、あるいはエンディングスタイルが登場する。また高齢社会対応のインフラや地域支援制度等新たな社会システムへの移行、共助文化の醸成、あるいは多世代共創による新たな相乗効果の創造など、すべてがイノベーションを生み出す機会となる。まさにエイジングはイノベーションの宝庫である。
いよいよ本格的な超高齢社会を迎える日本。これからの日本は、かつての1回きりの人生「単作時代」から、平均寿命90歳を超える人生「二毛作時代」へと向かう。そしてイノベーションの機会も2倍に増える。来るべき未来で待っているのは暗く衰退する社会ではない。イノベーションに満ち溢れた、明るく活力ある社会である。そして、それを実現する経済がエイジノミクスである。
新論考『まあ、いいか、でいいか 「人生90年」時代を前にして』
新論考『まあ、いいか、でいいか 「人生90年」時代を前にして』
堀内正範(「月刊丈風」編集人)
!!&まあいいか、でいいか全
「忍辱負重」(にんじょく[にく]ふじゅう)
「忍辱負重」(にんじょく(にく)ふじゅう) 2014・11・19
俳優の高倉健さんが11月10日に亡くなりました。中国では文革のあと最初の外国映画となった「君よ憤怒の河を渉れ」(中国名「追捕」)の主演者として知られ、主人公の検事が着たコートは半月で10万着も売れたといいます。その後、「幸福の黄色いハンカチ」(「幸福的黄手帕」)や「遥かなる山の呼び声」(「遠山的呼喚」)があり、2005年には中国の張芸謀監督による合作「単騎、千里を走る」(「千里走単騎」)が撮影されています。張監督は、その公開にあたって、高倉さんは眼ではなく心で泣く(心在哭泣)演技者だったと紹介しています。
離世に当たっての「往く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし」は、数多く演じた「忍辱負重」(辱めを忍んで重責を担う。『三国志・呉書「陸遜伝」』など)を思わせます。「不器用ですから・・どうぞお幸せに」(コマーシャル)といって去っていく姿を残して。健さん、天堂でどうぞお幸せに(幸福開心)。享年83歳でした。
(連載「四字熟語」円水社+ http://www.ensuisha.co.jp/plus/ より)
『月刊丈風』2014年10月号
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WAA関連データ集
趣旨・第1回会議20140707
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「この人の声を」特集
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