高年文化圏

[実現目標2020]
のひとつである
「高年文化圏」というのは、
「人間五十年」を過ごして、それぞれに
わが道での事績を積んできた高年者が、
異なった成果をえた人びとと出会い、
人生に達意の高年者でなければ
味わえないレベルの理解を共有する場。
少し排除的にいえば、「利」を優先させずに
「文を以って会す」ような場。
青少年や中年の存在を気にせずに、高年者同士が
「文化を語って文化を生じる」ような場。
「学友」と「同僚」と「親族」の3点セットだけでは
高年期の人生を充足して送るには心もとない。
心躍る人生をめざして、「地域」や「関心のある分野」での
いくつかを加えた5つ~7つのわが「高年期文化圏」。
そこでの活動が、人生に厚みと多様性のある成果を
刻んでいくことになる。
お互いに存在を意識し合いながらも、
それぞれに自立した地域や分野別の「高年期文化圏」が多種多彩に、
大小の水玉模様のようにどこまでも広がり重なるとき、
豊かな 「日本高年文化圏」 が
総体として成り立つことになる。