健康と食品 旬菜料理 薬膳料理

食材、茶ほかの健康食品、薬膳料理。包丁・道具類、予防医学機器。けっこういけるコンビニ食品によるコンビニ味覚に慣らされてきたが、高年期ともなれば、時節とともに現れる新鮮な食材を求めて調理した自作料理による自家味覚の創出をめざす。「男子必厨」丈人としてみずから包丁をとって調理に立ち、素材を吟味して「長寿料理」を考案する。時に朋友を招いて、できたての旬菜を前に「しずかに新酒の数盞を嘗め、酔って旧詩の一篇を吟じる」(白楽天の詩から)のもいい。季節の恵みによるこれぞ贅をつくした食のシーンである。(実例)

「四季」の暮らし 「四季花軸」・「四季カレンダー」

「地域の四季」を家庭内に取り込み、遊んでいた床の間を折り折りに「四季の花軸」が飾り、「マイ・チェア」から眺められる壁面に、しゃれたデザインの「四季カレンダー」(季節ごと90日のもの)が季節を伝える。和洋折衷の住空間に、高年期25年・100季のうちのひとつひとつの季節を迎えて、さまざまに季節小物を配して、繊細に個性的に「百季人生」の日また一日を過ごす。(実例)

「マイ・チェア」と高年化コア(核)用品

高年世代の人びとが、それぞれに座り心地がよいイスをわが家に据える。家庭内の「モノと場の高年化」の拠点として存在感のある「マイ・チェア」として、家の内と外、国中どこにでも座り心地のよいイスが据えられていたら、立ち疲れることもないし、「譲られない優先席」などいらない。各地にチェア工房が形成され、毎年の「チェア・コンペ」には、各国から腕よりの職人がやってきて技を競いあう。21世紀末の高年者たちは、先々代、先代が使い込んだ「マイ・チェア」に腰を据えて、日ごろ愉快な座談が楽しめれば、世紀初頭の先人に感謝するだろう。(実例・設計図・工房)