四字熟語-千里鵝毛

千里鵝毛
せんりがもう

はるか一千里のかなたにいる知人へ、鵝毛のように軽く価値のないものを送ること。それでも友誼の心は伝えられるというのが「千里鵝毛」。送り手の心とともに受け手の感性も問われることばである。

いわれは唐の太宗のころ、長安へ向かうチベットからの遣使が、旅の途中で貢献のためにつれてきた珍禽の白天鵝に水を飲ませ羽毛を洗おうとした際に逃がしてしまった。残されたのは鵝毛のみ。遣使は接見の際にこれを献じ、詩を添えて事情を訴えた。太宗は罪とせず忠誠心をたたえてねぎらったという。

いまや鵝毛ならぬ電子メール(電子郵件)を送れる時代。送ったらすぐにREがついて返事がもどってくる。それでも年賀(賀年有奨)のハガキやカードにていねいに記された手書きのあいさつには、「千里鵝毛」の心が息づいているのが感じられてうれしい。それでもお互いに会うことはかなわない。やはり「千里迢々」(遥かなこと)であることに変わりはない。

欧陽修「梅聖兪寄銀杏」など

 

「月刊丈風」2013年4月号

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編集月旦2013年4月号a
安倍2演説を「高齢者参加」で読むa
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安倍「成長戦略」に「成熟戦略」を

安倍「成長戦略」に「成熟戦略」を
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青少年・中年者による「成長戦略」と高年者による「成熟戦略」。
このふたつをあわせた成長・成熟活力が発揮され、三世代がそれぞれに暮らしやすい地域の形成が着実に進展して、「日本再興」構想が成功を収める姿を、先行指標としての円安・株高の先方に垣間見ることができます。
安倍さんから安倍さんまでという「7年に7人の総理」に止めを打って、安定政権を持続可能にする鉱脈は「成長戦略」+「成熟戦略」にあることを、この国の将来のために熱く訴えます。 (2013・4・10 記)
提案者「活力ある長寿社会」を推進するジャーナリストの会
尾崎美千生(元毎日新聞社政治部副部長 michio1@jcom.home.ne.jp
堀内正範(朝日新聞社社友・「月刊丈風」     編集人 mhori888@ybb.ne.jp
 

大正生まれ、二等兵の平和思想 『田中角栄-戦後日本の悲しき自画像』より

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大正生まれ、二等兵の平和思想 早野透『田中角栄-戦後日本の悲しき自画像』(中公新書)より
「上り列車」の時代・・など「上り列車」は早野さんが角栄さんを語る際のさわりの文句のひとつ。雪国新潟でも東京と同じ暮らしができるよう生活格差をなくすというのが、政治家としての田中角栄の初心であり所信であり、終生変わることのない執念だった。
「三国峠を切り崩す」
と力むところに角栄さんの面目躍如たる心情の発露があった。

特集 「日本長寿社会」のパラダイムシフト

特集パラダイムシフトa
堀内正範 朝日新聞社社友・「月刊丈風」編集人  史上初・国際的に先行する「日本長寿社会=超高齢社会=三(四)世代多重型社会」の新たな内容を盛るために、本誌では新しいことば(器)を用いています。世紀をまたいで21世紀の初頭にわが国の65歳以上の「支える側の高齢者」(現役シニア=昭和丈人)層が中心になって、わが国独自の文化、伝統、暮らし方を活かして「成熟」した姿の「モノ・居場所・しくみ」をつくること。「自立・参加・ケア・自己実現・尊厳」(国連「高齢者五原則」)を体現しながら独自のプロセスを案出し、平和裏に国際的成功モデルを達成すること。そして青少年・中年・高年者それぞれが「人生の豊かな成果」を享受できる新たな社会が「日本長寿社会」です。「20世紀後半期の人生65年社会」から「21世紀初頭の人生90年社会」へ。わたしたちの活動は新たなパラダイムシフトによって展開いたします。
 

四字熟語-陽春白雪 

陽春白雪

ようしゅんはくせつ

外は雪のストックホルム。市庁舎内のノーベル賞晩さん会会場には、山中伸弥教授の隣に文学賞の莫言氏。日中の名士が並んだ。一二月一〇日のこと。

その前日、恒例のストックホルム大学でのスピーチで、中国文学の現状を問われた莫言氏は、「陽春白雪と下里巴人」といって会場の笑声と掌声を誘った。通訳には意味が分からず、自ら「高級な白酒を好む人もいれば普通の白酒を好む人もいる。それぞれ味わいがあるように文化の受容は多様化している」と補足した。

春の明るい陽光と白雪。この美しい四字熟語は、高尚な楚の音曲の名に与えられている。一方の卑俗な音曲は「下里巴人」(巴蜀のひなびた里人)。対比には文学者らしく気をつかって格差ではなく多様性といった。「下里巴人」は数千人が和して歌えるのに「陽春白雪」は数十人。自分の作品がどちらにも受け入れられている現状へのとまどいもみられる。双方を理解できる「雅俗共賞」の人は実はもっと少ないからである。

楚辞「宋玉対楚王問」

現代シニア用語TODAY--「成長戦略」と「成熟戦略」

TODAY「成長戦略」と「成熟戦略」
堀内正範 朝日新聞社社友・「月刊丈風」編集人 「国民の活力」には、これまでのように青少年・中年者の「成長活力」とともに、高齢化が進み3000万人に達した高年者が保持する「成熟・継承活力」があることを、ほかならぬ高齢者自身が体験的に率直に認識することが何より必要です。わが国に活力を与える将来構想には「成長戦略」と「成熟戦略」とがあって、後者は高齢者によって新たに展開されることになります。

「月刊丈風」2013年2月号

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セミナー八重洲20120725
人口爆発から高齢化へ尾崎論文
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小論「長寿国の総理大臣」
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