四字熟語-来日方長

来日方長
らいじつほうちょう

「来日まさに長し」というのは、これからやってくる未来の日々が長く豊かであること、前途に希望があること。国会論議が「消費税増税」で財政の帳尻あわせをし、その先も増税。これでは国の将来像をイメージできないし、国民の活力を呼びさますことはむずかしい。みんなが納得して参加できる展望を示してこそ「来日方長」なのである。

実際の使い方ではもっと軽く、たとえばスポーツ競技で新記録にわずか及ばなかったり、球技で惜敗したりしたときに、機会はある他日を期そうといった意味合いで用いられている。

山東省の臨海都市日照市(室蘭市の友好都市)は、わが市にくれば人は健康で長寿になり、投資企業は末長く発展しますと「来日方長」を市の紹介に援用している。こんな「来日」の読み方なら、わが国は滞在が長い知名の親日家を数多く有している。ハンソンさん、ニコルさん、キーンさんなどの姿が思い浮かぶが、国別トップの中国からの老朋友は枚挙にいとまがない。

汪由敦『瓯北初集序』など