次の首相になる資格。
菅さんは震災後の首相として4つの過ちをおかしました。もちろん、本人は気づいておりませんが。
①福島原発へ飛んだこと、②若い人に後を託したこと、③遍路に出るといったこと。
宰相たるものは、大災難に遭遇したらみずからは現場へ動かず、対応の構想を示して現場は最良の人物に任せること。その人の成果とすべきです。超高齢社会での自分と60歳代の同世代に責任をもつこと、力不足をわびて、身近なすぐれた仲間に引き継ぐところです。そしてやめたらすぐに福島にゆくこと。
最大のあやまちは、④ぐずぐずしたために国民が求めていた政界あげての救国内閣ができなくなってしまったこと。
菅さんの要請発言はあったものの、50歳以下の人たちは誰であれ今回は出る幕ではありません。すぐれた先輩を支える側にまわるべきときです。そう発言して待つこと。それが見識です。
この国の首相は国会議員からしか選べません、それを旨として、まず20世紀後半に活躍し「9割中流」の社会をつくった各界の先輩に支援を求めること。政界の中での騒ぎから遠い賢人の声を聞くこと。そこから震災復興の救国内閣へのステップを踏み出すこと。歴史的視点からみて、そういう人が現れるときであり、本筋をはずしていないその人に注目です。