「現代シニア用語事典」

◎制作中 「シニア用語NOW
最近の「高齢化」(三世代平等長寿社会)に関する用語

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用語ごとにまとめたもの

◎「現役学生」 ◎「生涯現役」

「現役としての学生」であるきみたちに
漢語の「現役」の原義は兵役に服していること、軍務についている人のことです。ですから「現役の学生」「現役の会社員」「生涯現役」といえば兵役にかかわっている学生、会社員、高齢者のことを意味します。ただし「非軍事平和国家」であるわが国では、「平和の国づくり」に積極的にかかわっている人びとの意味になります。
 世界大戦の戦禍のあと、歴史の反省としてわが国が国際的に託された偏務事業が「非軍事平和国家」の創出でした。この偏務としての「平和国家づくり」ゆえに兵役がない日本では「現役」の意味合いが異なるのです。(「自衛のための軍備」は別項で)
 青年時に国家・国土・国民のありようを知る「兵役」に符合するのが「公役」です。「兵役」義務のない国の青年が、成年を前にした一時期、平和裏に国を守る意識を共有するために、男性はおもに地域・災害の、女性はおもに介護・福祉の活動をすることで、国家・国土・国民のありようを体験しておくことは「緊急事態(国難)」に対処する国家保持の義務(教育)の一環としてあっていいでしょう。
 こういう「現役としての学生」として、きみたちは国際的に稀有な「非軍事平和国家」の学生として、自主民主的に「公役」のプロセスを選んでもいいのです。次世代にこういう準備があれば憲法に「緊急事態条項」など不要でしょう。ましてや「九条」に自衛隊を書き加えるということは、世界史のなかの日本の21世紀の役割と輝きを抹消してしまうほどの暴挙なのです。 
 憲法議論は若い世代が憲法成立の経緯を知り、その国際性と偏務性を活かす意識と行動を先人から引き継ぐ機会とすること。70年余り「平和国家」を守りつづけてきた「戦禍」を知る先人から「戦禍」を世代伝承しなくては、「平和」しか知らない世代としてこの国の「平和」を保持しつづけることがむずかしいからです。20世紀の「戦禍」を21世紀の「平和」につなげるために、平和の証として高齢期人生を享受している「戦後世代(本稿の平和団塊)」のみなさんがその任に当たることになるでしょう。2019・9・3~2020・5・9

「高齢資金3金」 ◎「毎日が日曜日」

「高齢資金3金」が 「毎日が日曜日」の原資
「高齢資金3金」とは、 「毎日が日曜日」とうらやましがられつつ揶揄されている高齢者の日々の生活を支えている「貯金・退職金・年金」のこと。 現役中からつつましく暮らしてこつこつと積み上げた貯金。 さしたるしごともない「窓際族」の時期をしのんで定年延長いっぱい努めて得た退職金。そして65歳の定年とともに始まった100年安心といわれた「年金」。
 この「高齢資金3金」が生活資金として高齢者の引退余生の家計を実質的に支えており、その多寡が暮らしの格差を生んでいます。貯蓄の主な理由は将来不安ですが、実質的には病気や家屋の修繕や子どもたちへの出費(結婚・住居)に備えること、思いのほか孫世代への出費も多いようです。強引な「ひっぺがし」に応じられないと「つかえない親」として軽んじられることになります。20・3・8

◎「老人力」 ◎「丈人力」

「老人力」 世紀をまたいだせいか遠い記憶のように思えますが、働きづめに働いてきて老後をどう暮らすかに思い悩んでいた人びとを慰労してくれたことばがありました。「老人力」(平成一〇年=一九九八年、新語・流行語大賞)です。建築家の藤森照信さんと二〇一四年に亡くなった画家の赤瀬川原平さんによる命名で、ご存じのように赤瀬川さんには同名の著書があります。
 働きづめに働いてきて人生の晩期を迎えて、来し方の人生を思い返して、がんばりすぎずにクールダウン(ウオーミングアップの逆に)してゆくこと。その自己認知の能力を「老人力」と呼んだ同時代人の造語に納得して、人びとは総不況を横目にしながらみずからの判断で体を休め、疲れを癒しました。多くの人が納得することで、「老人力」は流行語になり、『老人力』(筑摩書房)はベストセラーになりました。
「老人力の伝道師」は亡くなりましたが、今でも高齢期をあれもこれもとがんばらずに「捨てていく気持ちよさ」を味わってすごす「老人力」は有効ですが、おのずから表出される「がんばり」(本稿の丈人力)もまた人びとを感動させるものです。

「丈人力」 高年期「人生90(60+30)年+」をどう過ごすかは、個人の努力(自助)によりますが、住民同士(互助)や地域(共助)の支え合い、国・自治体による支援(公助)によって充実度がちがってきます。いま、すべての世代(all ages)が力を合わせた「三世代平等社会」の創出が、地域生活圏で進んでいます。日また一日、目標の実現に努めて暮らす高齢者を本稿では「老人」に対して「丈人」(大丈夫!の風格・気慨をもつ人)と呼び、人生をどこまでも発展・熟成・深化させようとしてふつふつと涌いて出る強い生活力あるいは生命力を「丈人力」と呼んでいます。

「老人力」と「丈人力」はともに漢字の古語として対比しながら使える利点があります。「大丈夫!」の励ましとともにみずからを励ましたいときに「丈人力!」と言い聞かせていただきたい。いま萎縮しつづける日本を活性化するために必要としている「成熟期+円熟期」の高齢者を支えることばなのです。
 といって「老人」「老人力」の意味を「支えられる高齢者(弱者)」に限定する意図も内容も持っていません。長い経緯をもつ「老人クラブ」や「敬老の日」(老人の日)の存在は人生のたいせつな暮らしの基盤です。この国の「高齢社会対策」が二〇年延滞してきたために、「老人」ということばが本来もっていたはずの社会的な意味合いを失ってきましたが、それを「丈人力」がフォローすることになるからです。

「クールジャパン」  

「クールジャパン」は「戦略」ではない
「21世紀のニッポンは国際的歴史的鉱脈です」と、本稿は世紀初めに世紀を展望して言いました。なぜそう言い切れるかというと、 はるか遠い日に東に向かった文化の波は漢・韓(かんから)を通じて日本に達して開花し、西に向かった技術の波はローマ・西欧 ・北米を経て遠い日本に至って開化したと知れるからです。開花・開化しなかったものは宝石鉱脈となって深く浅く横たわっているのです。そういえる理由は、わずかな特例のほか西へも東へも出て行った形跡がないからです。
 これまでのそんな国際的歴史的な溜め込みを、国外から訪れた人びとは、さまざまな鉱脈として探しあてて「クールジャパン」として発見を楽しんでいるのです。クール(かっこいい)と捉えられているもの、日本の製品・サービス・アニメ・漫画・ゲームからファッション・食・観光まで多岐にわたるからといって、「クールジャパン戦略」と称して国が国外で展開するのは本来の「クールジャパン」とはかけはなれた事業です。「共感」をもって海外に知らせるのは来日した外国の人びとだからです。20・3・6

「神(god)」 ◎「孔子」

 「神(god)」と「孔子」についての米中対立
ことしの中国の小学生むけ教科書から、外国文学作品の中の「神」や「聖書」といった表現が削除されました。たとえば『マッチ売りの少女』では「星が流れ落ちる時、魂が神様のもとへ行くのよ」というセリフが「星が流れ落ちる時、人がこの世を去るのよ」に変わったといいます。『論語』にも「子、怪力乱神を語らず」(「述而篇」から)や「いまだ生を知らず、いずくんぞ死を知らん」(「先進篇」から)とあって、来世の「神」の存在を認めない「宗教事務条例」にかかわってのことでしょう。
 一方、アメリカでは「孔子学院」の活動への制限があります。孔子学院は孔子の名を冠していますが儒学教育機関ではなく、海外の大学などと提携して中国語や中国文化の教育および宣伝、友好関係の醸成を目的とした政府の機関で、各国に500か所を超え、日本でも活動しています。
 全米で同学院の閉鎖がつづき、政治や経済の対立とともに考え方やしくみにかかわる文化の領域でも、見過ごすことのできない対立が動き出しています。2019・9・7

◎「戦没者追悼」

「戦没者追悼」おことばにみる上皇と新天皇
8月15日の「全国戦没者追悼式」での天皇の「おことば」の違いに気づかない人が多かったことと思います。本来であれば、退位されたとはいえ、令和(後平成)期の明仁上皇が継続して出席なされるべき行事だったでしょう。新天皇は、思いにおいても、ことばの継承においても、上皇の立場をしっかり踏襲されてはいましたが、これは保坂正康さんもNHKの解説で指摘されていたように、明仁上皇が「深い反省とともに」といわれたところを、新天皇は「深い反省の上に立って」という表現に変えておられました。同時代から歴史へとともに、非軍事平和期から“戦間期”(保阪さん)への転移であることに機を画する違いがあるのです。日本国民は歴史に学ばず気づかずに軍国化への道を歩もうとしており、そのことに韓国の人びとは同じ日の「光復節記念式典」で反発しているのです。わが国は、「戦禍の深い反省」とともに、「歴史の深い反省」の上に立って、非軍事平和の国づくりの道を歩まねばならないのです。
 8月15日は、本来は日韓両国民が同じ思いで年々その道程を確認する日なのです。
2020・8・31

「七十古希」 ◎「百齢眉寿」 

 酒のツケはいつも行く処どこにもあるけれど、人生七十は古来から稀なこと、と唐代の詩人杜甫はわが身にあるなしを吐露しています。酒豪でもあった杜甫の詩「曲江」の「酒債は尋常行く処に有り、人生七十は古来稀なり」から70歳を「古希」と呼ぶようになったといわれています。杜甫が59歳で没したことから「七十古希」が望む長寿の目標とされてきました。高級官人は70歳になると宮中どこででも使える杖をもらって「杖国」と呼ばれたといいます。「三笠の山の月」を想って長安で客死した阿部仲麻呂(晁衡)は70を越えて生きましたから拝受したのでしょう。
「百齢」は百歳のこと。唐代には人生百歳はなおはるかに遠い願望だったでしょう。「眉寿」は老齢になると白い長毛の眉(眉雪)が生えて長寿の特徴となることから。これは同じ唐代の書家虞世南が「願うこと百齢眉寿」(琵琶賦)と詠って百歳を願いましたが、80歳を天寿として去りました。「百齢眉寿」の虞世南は80歳、「七十古希」の杜甫は59歳でしたから、長寿への願望は遠くに置いたほうがいい。「古希」に達したら「百齢眉寿」を目標にして日また一日を過ごすことをおすすめします。2019・8・25

◎「G型ライフサイクル」 

長寿時代の「G型ライフサイクル」 
だれの人生にも「乳幼児期」「少年期」「青年期」「壮年期」「老年期」という5ステージ(年齢階層)があることは体験的に知っています。が、これは若年期に3階層をもつ発達心理学(エリク・エリクソン)の階層分けです。長寿時代をむかえて、ここでは加齢学(gerontology:ジェロントロジー)の観点から、逆に高年期に三階層を配する「G型ライフサイクル」を提案しています。
Ⅰ 青少年期   〇歳~二四歳  自己形成期(成長期)
  バトンゾーン 二五~二九歳  選択期
Ⅱ 中年期    三〇~五四歳  労働参加・社会参加期(成熟期)
  パラレルゾーン五五~五九歳  自立期・高年への準備期
Ⅲ 高年期    六〇~八四歳  地域社会参加・自己実現期(円熟期)
  前期高年期  六〇~七四歳  前期高年期  
         七五~八四歳  後期高年期
Ⅳ 長命期男性  八五歳~    ケア・尊厳期・晨星期
     女性  九〇歳~  
みずから納得できる「人生四つのステージ」を工夫してください。
 2019・8・29~


◎「中隠」 ◎「大隠」

高年期(人生の第三期)の生き方
高齢者(65歳+)のみなさんは、定年とともに年金(公的・私的)を得て、貯蓄と退職金を合わせて将来を見据えて、安心して「毎日が日曜日」といわれる余生(隠居)を送っているといわれています。働いてきた長い年月を思えば当然といえる程度なのですが。
「大隠は朝市に隠る」と『文選』に載る王康琚「反招隠」の詩にがあって、真の隠者はにぎやかな市中で暮らしているというのです。『文選』は平安時代からよく読まれて、小野岑守(篁の父)が言及していますし、のち『方丈記』の鴨長明の閑居には白居易の生き方が意識されています。 白居易(字が楽天)は「中隠」詩で、大隠はやはり朝市に住むこと、喧騒を離れて丘樊(郷村、山中)に入るのは小隠で、「出づるに似てまた処(お)るに似たり」の中隠をよしとしています。しごとに留まっていても心と力を労せず、忙しすぎず閑でもない、飢えと寒さをしのぐ給与も得られるというもの。今いう定年延長の「生涯現役」に近いですが、高齢者がみな小隠で25年+の長い余生を送ったら年金不足は起こって当然でしょう。中隠といわず社会参加する「大隠朝市」の人生を志向する時期にあるようです。2019・8・27

◎「平和団塊世代」

整理・制作中

◎「シニア用語NOW」

2016年1月~
「月刊丈風」2016年1月~
天皇がお気持ちを表明(8月8日)
天皇陛下がお気持ちを表明
◎全国戦没者追悼式
全国戦没者追悼式8月15日
◎高齢社会フォーラムin東京(平成28年度)7月20日
高齢社会フォーラムin 東京1
高齢社会フォーラムin 東京2
高齢社会フォーラムin 東京3
高連協臨時会員総会(8月17日)
高連協の再生総会20160817全
◎高齢社会対策基本法
高齢社会対策基本法
高齢社会対策大綱
「高齢社会対策大綱」
◎国際高齢者年
1999年国際高齢者年メモランダム
◎高齢者五原則(国連)
国連・高齢者五原則
一億総活躍国民会議(内閣府)
一億総活躍国民会議
一億総活躍国民会議(意見交換会)
緊急に実施すべき対策
安倍首相施政方針演説(2016年1月22日)
安倍首相臣施政方針演説
包括連携協定(さわやか福祉財団)
包括連携協定
◎『老後破産』 ◎『下流老人』
「老後破産」「下流老人」書評
◎「高齢社会対策基本法・対策大綱」
高齢社会対策20年の延滞
「高齢社会対策大綱」について
◎高連協
高連協について
 高齢者憲章
「高連協ニュース」(1998・11~2000・6)
高連協設立・活動
高連協の最近の活動
◎国際高齢者年1999年
1999年「国際高齢者年」
Generations United(世代間国際会議)
世代間連合国際会議
新老中八策
老中八策20160501

◎ さわやか福祉財団 全国交流フォーラム
全国交流フォーラム1a
全国交流フォーラム3aa
全国交流フォーラム3ab
全国交流フォーラム2a
2015年12月
高齢社会pdf

◎高齢社会

高齢者人口
『高齢社会白書』
高齢社会フォーラム
高齢化世界会議
高齢者地域移住(増田提案)
簡易生命表(平均寿命)
戦後70年首相談話
天皇のおことば
シルバーウイーク
敬老の日
アベノミクス・エイジノミクス
『老後破産』