高齢者のための国連五原則・老中八策

[ 高齢者のための国連五原則 ]
20世紀末の1999年は、国連の「国際高齢者年」だった。世界平和のもとで、21世紀は国際的に「高齢化」が潮流となり、高齢者が「引退余生」ではなく「長生現役」として史上に新たな「高齢社会」を形成することが求められた。
10月1日が「国際高齢者の日」。

長寿としてえた高齢期の人生を豊かに社会的に有意義にすごすために、国連が提唱したのが「高齢者のための国連五原則」(1991年)である。

自立・・・・・・independence
参加・・・・・・participation
ケア・・・・・・care
自己実現・・self-fulfilment
尊厳・・・・・・dignity

いま高齢期(65歳以上)を迎えているわが国の3300万人の人びとのうち、どれほどの人がみずからの人生の指標として意識して暮らしているだろうか。
当事者としての高齢者自身が意識しないで、国際的に先行する成功事例としての「日本高齢社会」が達成されることはない。
いずれは毎年10月1日の「国際高齢者の日」には、さまざまな国際的・国内的行事が日本でおこなわれることになる。 「高齢社会」の成果を、この日に国際発信するのは高齢化先進国として期待されるわが国の高齢者の役割なのである。(・茶王樹下聴涛丈人 記)

 

老中八策」尊厳ある「高齢期人生」を送るための指針はこれ!

①65歳から90歳にむかって「高齢期人生」を模索しつつ体現中

②「引退余生」の他力依存ではなく「現役長生」の自立意識を確立中

③培ってきた能力を活かして高齢期を豊かにする「モノ・サービス」を制作中

④健康(>病気)・知識(>認知症)・行動(>介護)のバランスで包括ケアを実現中

⑤3世代 (青少年~30歳 +中年~60歳 +高年~90歳+多重型社会を創出中

⑥日また一日欠かさずに「地域生活圏」(共生と共助の文化圏)の形成に参加中

⑦高齢者の「居場所」でそれぞれの自己目標の実現をみんなで談論・協議中

⑧水玉模様のような小さな会(丈風の会も)に加わって各地各界の同志と連携中

<注>21世紀の国際的な潮流は「高齢化」であり、「自立・参加・ケア・自己実現・尊厳」(高齢者五原則)は国連が提唱する国際的な指針。 丈風の会 2015・01・01+