現代シニア用語事典-昭和シニア人名録(賀寿期5歳層別)

現代シニア用語事典・昭和シニア人名録(賀寿期五歳層別)
これらの優れた人びとが活躍している姿が見えない社会を「日本高齢社会」とはいえない。
              2012年では、
百寿期(100歳以上)  大正元年以前
白寿期(95歳~99歳) 大正 6年~大正 2年
卆寿期(90歳~94歳) 大正11年~大正 7年
米寿期(85歳~89歳) 昭和 2年~大正12年
傘寿期(80歳~84歳) 昭和 7年~昭和 3年
喜寿期(75歳~79歳) 昭和12年~昭和 8年
古希期(70歳~74歳) 昭和17年~昭和13年
還暦期(60歳~69歳) 昭和27年~昭和18年
<注>平成24年は大正101年、昭和87年に当たります。
「平和団塊(昭和21年~25年)」の人びとがすべて還暦期に。
昭和シニア人名録
 1926年(昭和元・86歳)~1952年(昭和27・60歳)
物故者  も最近の人やまだ心の中に生きつづけている(話題になる)人は残してあります。
ご自分と同時代の「賀寿期」をともに生きる「知名人」の小録としてご参考までに。
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米寿期(85歳~89歳) 昭和2年~大正12年
1926年(昭和元)年
早乙女貢(1・1 歴史小説)  森英恵(1・8 ファッション)  森亘(1・10 病理学)  三浦朱門(1・12 作家)  松谷みよ子(2・15 児童文学)  安野光雅(3・20 画家)  加藤寛(公共選択)  河野多恵子(4・30 作家)  奧野健男(7・25 文芸評論)  石井ふく子(9・1 プロデューサー)  今村昌平(9・15 映画監督)  祖父江孝男(11・5 文化人類学)  鈴木孝夫(11・9 言語社会学)  中根千枝(11・30 社会人類学)
1927年(昭和2)年
一番ケ瀬康子(1・5 社会福祉)  勅使河原宏(1・28  華道・映画監督)  熊倉一雄(1・30 演出家)  植木等(2・25 俳優)  高松和男(3・12 経営分析)  宮城まり子(3・21 ねむの木学園)  堤清ニ(3・30 企業経営・作家)  無着成恭(3・31 教育評論)  矢代静一(4・10 劇作家)  北杜夫(5・1 作家)  ジョージ川口(6・15 音楽家)  芦野宏(6・18 シャンソン)  小原秀雄(7・2 動物生態学)  観世栄夫(8・3 能楽師)  小西正泰(8・9 昆虫学)  粟津則雄(8・15 文芸評論)  祖父江昭二(9・3 近代文学)  伊東光晴(9・11 経済学)  坂本義和(9・16 国際政治学)  緒方貞子(9・16 国際関係)  加山又造(9・24 画家)  舛田利雄(10・5 映画監督)  馬場のぼる(10・18 漫画家)  古田足日(11・29 児童文学)
傘寿期(80歳~84歳) 昭和7年~昭和3年
1928年(昭和3)年
大堀敦子(1・1 ピアニスト)  池田大作(1・2 宗教家)  岡井隆(1・5 歌人)  網野善彦(1・22 常民文化)  田久保英夫(1・25 作家)  暉峻淑子(2・5 生活経済)  増田義郎(2・17 文化人類学)  上田哲(2・26 ジャーナリスト)  長沢和俊(2・28 東西交渉史)  兼高かおる(2・28 旅行作家)  小島功(3・3 漫画家)  菊竹清訓(4・1 建築家)  古在由秀(4・1 天文学)  久里洋二(4・9 アニメーション)  諸井虔(4・23 企業経営)  津村節子(6・5 作家)  蝋山道雄(8・11 国際政治)  唯是康彦(8・13 食糧経済)  三浦文夫(社会保障・社会福祉)  五十嵐喜芳(9・8 声楽家)  古橋広之進(9・16 JOC会長)  冨森叡児(9・20 ジャーナリスト)  鈴木義司(9・26 漫画家)  羽仁進(10・10 評論家)  熊沢喜久雄(11・14 植物栄養学)  宮尾盤(11・27 地方財政)  土井たか子(11・30 政治家)  土本典昭(12・11 記録映画)  佐藤慶(12・21 俳優)  多木浩二(12・27 美術評論)
1929年(昭和4)年
加藤郁乎(1・3 俳人)  増田れい子(1・5 ジャーナリスト)  三遊亭圓歌(1・10 落語家)  神山繁(1・16 俳優)  三木多聞(2・6 美術評論)   田沼武能(2・18 写真家)  西川杏太郎(3・9 日本美術史)  大塚正徳(3・10 薬理学)  三遊亭金馬(3・19 落語家)  犬塚弘(3・23 俳優)  津本陽(3・23 小説家)  三枝和子(3・31 小説家)  小沢昭一(4・6 俳優)  永井一正(4・20 デザイナー)  加賀乙彦(4・22 小説家)  鈴木道彦(4・26 フランス文学)  平岡篤頼(5・2 フランス文学)  仲谷昇(5・4 俳優)  大林太良(5・10 民族学)  板東三津五郎(5・14 歌舞伎俳優)  奥平康弘(5・19 憲法学)  高橋治(5・23 小説家)  長野敬(6・6 生物学)  島田陽子(6・7 詩人)  日野啓三(6・14 小説家)  都筑道夫(7・6 推理作家)  栗田勇(7・18 フランス文学)  笹原正三(7・28 レスリング協会)  磯村尚徳(8・9 ジャーナリスト)  早坂暁(8・11 小説家)  松下圭一(8・19 政治学)  サトウサンペイ(9・11 漫画家)    新井直之(9・21 ジャーナリズム論)  中江利忠(10・4 ジャーナリスト)  鈴木尚之(10・5 脚本家)  志賀信夫(10・23 放送評論)  高松英郎(10・24 俳優)  鈴木章夫(11・7 胸部外科学)  納谷悟朗(11・17 演出家)  奈良岡朋子(12・1 俳優)  塚田理(12・31 神学)
1930(昭和5)年
佃公彦(1・1 漫画家)  辰濃和男(1・1 ジャーナリスト)  高橋信孝(1・3 農薬学)  内田満(1・4 政治学)  菅野昭正(1・7 フランス文学)  森川俊夫(1・7 ドイツ文学)  我妻堯(1・9 母子保健)  野村万蔵(1・10 狂言師)  三宅久之(1・10 政治評論)  田中一光(1・13 デザイン)  新珠三千代(1・15 俳優)  東松照明(1・16 写真家)    不破哲三(1・26 政治家)  大賀典雄(1・29 企業経営)  小此木啓吾(1・31 精神医学)  粕谷一希(2・4 編集者)  牛山純一(2・4 映像記録)  近藤淳(2・6 物性物理)  三輪秀彦(2・10 フランス文学)  荒瀬豊(2・15 マスコミ史)  榎本滋民(2・21 演出家)  飯島耕一(2・25 フランス文学)  日高敏隆(2・26 昆虫学)   芝田進午(3・26 社会学) 松山幸雄(4・1 ジャーナリスト) 竹村健一(4・7 評論家) 松永伍一(4・22 評論家)  秋山駿(4・23 文芸評論)  加藤秀俊(4・26 社会学)  坂根厳夫(4・27 科学評論)  高橋英夫(4・30 ドイツ文学)  板倉聖宣(5・2 科学教育)  半藤一利(5・21 作家論)  熊井啓(6・1 映画監督) 和田勉(6・3 演出家) 上坂冬子(6・10 評論家)  阿部進(6・11 教育評論)    平山郁夫(6・15 画家)  妹尾河童(6・23 舞台美術)  左幸子(6・29 俳優)  中島誠(7・2 文芸評論)  深作欣二(7・3 映画監督)  秋谷栄之助(7・15 宗教家)  高島忠夫(7・27 俳優)  正木馨(8・4 社会保険)  芦田淳(8・21 服飾デザイン)  藤岡琢也(9・4 俳優)  長沼健(9・5 サッカー)  鈴木章(9・12 化学者)  竹内宏(9・13 経済評論)  有馬朗人(9・13 原子核物理)  石川喬司(9・17 評論家)  東野芳明(9・28 美術評論)  大山克巳(9・30 俳優)  佐藤忠男(10・6 映画評論)  野坂昭如(10・10 作家)  渡部昇一(10・15 評論家)  西村寿行(11・3 作家)  水尾比呂志(11・7 造形学)  黒木和雄(11・10 映画監督)  大庭みな子(11・11 作家)   俵萌子(12・7 評論家)  名古屋章(12・8 俳優)  佐々淳行(12・11 安全保障)  諸井誠(12・17 作曲家)  小田島雄志(12・18 演劇)
1931(昭和6)年
行天豊雄(1・2 国際金融)  海部俊樹(1・2 政治家)  明石康(1・19 元国連事務次長)  小松左京(1・28 作家)  牛尾治朗(2・12 企業経営)  大岡信(2・16詩人・評論)  白石かずこ(2・27 詩人)  常盤新平(3・1 翻訳家)  篠田正浩(3・9 映画監督)  福原義春(3・14 企業メセナ)  三浦哲郎(3・16  作家)  犬養智子(4・18 評論家)  猪谷千春(5・20 スキー)  野村万作(6・22 狂言師)  磯崎新(7・23 建築家)  山口昌男(8・20 文化人類学)  鹿野政直(8・20 歴史学)    岡野俊一郎(8・28 サッカー)  山田洋次(9・13 映画監督)  曾野綾子(9・17 作家)  宇津井健(10・24 俳優)  正村公宏(11・15 経済学)  本多勝一(11・22 ジャーナリスト)   谷川俊太郎(12・15 詩人)   中村鴈治郎(12・31 俳優)
1932(昭和7)年
二上達也(1・2 将棋棋士)  高階秀爾(2・5 美術評論)  広岡達朗(2・9 プロ野球)  世良譲(3・10 ピアニスト)  大沢啓二(3・14 プロ野球)  平岩弓枝(3・15 作家)  早乙女勝元(3・26 作家)  大島渚(3・31 映画監督)  富田勲(4・22 音楽家)  高井有一(4・27 作家)  樋口恵子(5・4 評論家)  黒井千次(5・28 作家)  小田実(6・2 評論家)  宇井純(6・25 化学工学)  内橋克人(7・2 評論家)  遠藤実(7・6  作曲家)  青島幸男(7・17 作家)  堂本暁子(7・31 千葉県知事)  岸恵子(8・11 俳優)  小林亜星(8・11 作詞・作曲)  岩城宏之(9・6 指揮者)  杉浦康平(9・8 デザイン)  石原慎太郎(9・30 都知事・作家)  五木寛之(9・30 作家)  森田実(10・23 政治評論)  渡辺美佐子(10・23 俳優)  仲代達矢(12・13 俳優)
喜寿期(75歳~79歳) 昭和12年~昭和8年
1933(昭和8)年
森村誠一(1・2 作家)  三遊亭円楽(1・3 落語家)  市川昭介(1・4 作曲家)  岡田茉莉子(1・11 俳優)  藤本義一(1・26 作家)  渡辺貞夫(2・1 音楽家)  一柳慧(2・4 作曲家)  白籏史朗(2・23 写真家)  青井忠雄(3・3 企業経営)  浅利慶太(3・16  演出家)  香西泰(3・22 日本経済論)  篠弘(3・23 歌人)  永六輔(4・10 放送タレント)    天野祐吉(4・27 コラムニスト)  扇千景(5・10 政治家)  池坊専永(7・21 華道家元)  黒柳徹子(8・9 俳優)  菅原文太(8・16 俳優)  渡辺淳一(10・24 作家)  半村良(10・27 作家)  池内淳子(11・4 俳優)   高畠通敏(11・16 政治学)  平幹二朗(11・21  俳優)  中沢桂(11・23 声楽家)   柿沢弘治(11・26 政治家)   辻村ジュサブロー(12・15 人形作家)
1934(昭和9)年
児玉清(1・1 俳優)  山口定(1・2 政治学)  玉置宏(1・5 司会者)  芦田甚之助(1・13 労働運動)  宇野亜喜良(3・13 イラスト)  大橋巨泉(3・22 政治家)  山崎正和(3・26  劇作家)  坂口力(4・1 政治家)  橘家圓蔵(4・3 落語家)  黒川紀章(4・8 建築家)  堀田力(4・12 弁護士)  田原総一朗(4・15 評論家)  大内順子(5・4 服飾評論)  広中和歌子(5・11 政治家) 堤義明(5・29  企業経営)  田中克彦(6・3 言語学)  山田太一(6・6  脚本家)  米倉斉加年(7・10 俳優)  降旗康男(8・19 映画監督)  酒井田柿右衛門(8・26  陶芸家)  長部日出雄(9・3 作家) 小中陽太郎(9・9 作家)  樋口陽一(9・10 憲法学)  筒井康隆(9・24 作家)  灰谷健次郎(10・31 児童文学)  東陽一(11・14 映画監督)  井上ひさし(11・17 作家)  日比野弘(11・20 ラグビー)
1935(昭和10)年
倉本聡(1・1 脚本家)  片岡我当(1・7 歌舞伎俳優)    柴田翔(1・19 ドイツ文学)  白川義員(1・28 写真家)  大江健三郎(1・31 作家)  玉井義臣(2・6 交通問題)  李恢成(2・26 作家)  松岡享子(3・12 児童文学)  矢野誠一(3・18 芸能評論)  畑正憲(4・17 作家)  石丸晶子(4・26 女性史)  仰木彬(4・29 プロ野球)  美輪明宏(5・15 歌手)  若杉弘(5・31 指揮者)  高橋幸治(6・10 俳優)  筑紫哲也(6・23 ジャーナリスト)   野村克也(6・29 プロ野球)  堺屋太一(7・13 経済評論家)  根岸英一(7・14 化学者)  富岡多恵子(7・28 作家)  吉行和子(8・9 俳優)  羽田孜(8・24 政治家)  小沢征爾(9・1 指揮者)  宝井馬琴(9・13 講談家)  赤塚不二夫(9・14 漫画家)  岡田真澄(9・22 俳優)  倉橋由美子(10・10 作家)  蜷川幸雄(10・15 演出家)  若桑みどり(11・10 西洋美術)  村田栄一(12・23 教育評論)
1936(昭和11)年
中村桂子(1・1 生命科学)  清水雅人(1・1 新宗教)  松本徳彦(1・1 写真家)  立川談志(1・2 落語家)  花輪莞爾(1・6 フランス文学)  天野郁夫(1・7 高等教育)  渡辺保(1・10 演劇評論)  操上和美(1・19 写真家)  市原悦子(1・24 女優)  野際陽子(1・24 女優)  坂詰秀一(1・26 古代學)  猪俣猛(2・6 ドラム奏者)  長嶋茂雄(2・20 プロ野球)  高松次郎(2・20 画家・動画)  轡田隆史(3・5 ジャーナリスト)  佐藤桂子(3・12 スペイン舞踊)  若松孝二(4・1 映画監督)  一色一成(4・13 写真家)  田中努(4・17 環境政策)  栗原彬(4・18 政治社会學)  伊藤誠(4・20 経済学)  蓮見重彦(4・29 仏文)  伊藤周男(4・30 企業経営)  中嶋嶺雄(5・11 アジア地域研究)  柳田邦男(6・9 評論家)  安達瞳子(6・22 花芸家)  司修(6・25 画家・作家)  横尾忠則(6・27 画家)  桂歌丸(8・14 落語家)  林郁(8・18 作家)  原広司(9・9 建築家)  宮下充正(9・2 スポーツ科学)  村上陽一郎(9・9 科学史)  角間隆(9・27 ジャーナリスト)  三谷太一郎(9・29 政治外交史)  英伸三(10・3 写真家)  北島三郎(10・4 歌手)  桑原史成(10・7 報道写真)  江原真二郎(10・12 俳優)  馬渕晴子(11・2 女優)  越智道雄(11・3 比較文化)  さいとうたかを(11・3 劇画家)  舘野泉(11・10 ピアニスト)  清水邦夫(11・17 劇作家)  井川比佐志(11・17 俳優)  山口崇(11・17 俳優)  里見浩太朗(11・18 俳優)  山崎努(12・2 俳優)  東敦子(12・11 声楽家)  森内俊雄(12・12 作家)  加瀬英明(12・22 評論家)
1937(昭和12)年
山本學(1・3 俳優)  有賀誠門(1・5 打楽器奏者)  河野洋平(1・15 政治家)  小篠弘子(1・15 服飾デザイナー)  遠藤幸雄(1・18 体操)  成田絵智子(1・25 声楽)  増井光子(1・27 動物医学)  阿久悠(2・7 作詞家)  田中宏(2・9 アジア史)  野添ひとみ(2・11女優) 小林千登勢(2・13 女優)  山藤章二(2・20 イラスト)  江戸京子(2・27 ピアニスト)  安崎暁(3・3 企業経営)  和田恵美子(3・18 衣装デザイン)  雪村いづみ(3・20 歌手)  赤瀬川原平(3・27 画家・作家)  栗林忠男(3・29 国際法)  実相寺昭雄(3・29 演出家)  岩崎淑(4・3 ピアニスト)  別役実(4・6 劇作家)  石弘光(4・9 財政学)  加山雄三(4・11 俳優)  佐木隆三(4・14 作家)  大倉舜二(5・2 写真家)  小沢遼子(5・4 評論家)  漆原宏樹(5・8 バレエ)  山口洋子(5・10 作家)  伊東四郎(6・15 俳優)  浅井慎平(7・1 写真家)  桐島洋子(7・6 作家)  永島慎二(7・8 漫画家)  森喜朗(7・14 政治家)  寺谷弘壬(7・17 国際関係)  緒形拳(7・20 俳優)  沢本徳美(7・25 写真史)  守髄武雄(7・28 企業経営)  栗原達男(8・2 報道写真)  時津風勝男(8・18 大相撲)  筈見有弘(8・20 アメリカ映画史)  見田宗介(8・24 社会学)  白鳥令(8・26 政治学)  尾島俊雄(9・2 都市環境)  片倉素子(10・17 比較文化)  林家木久蔵(10・19 落語家)  西江雅之(10・23 文化人類学)  立木義浩(10・25 写真家)  東海林さだお(10・30 漫画家)  養老孟司(11・11 医学)  花井幸子(11・12 デザイン)  古井由吉(11・19 作家)  出井伸之(11・22 企業経営)  平尾昌晃(12・24 作曲家)
古希期(70歳~74歳) 昭和17年~昭和13年
1938(昭和13)年
黒田恭一(1・1 音楽評論)  伊吹文明(1・9 政治家)  大林宣彦(1・9 映画監督)  渡辺武信(1・10 建築設計)  大津美子(1・12 歌手)  野沢那智(1・13 演出家)  和田春樹(1・13 ロシア史)  細川護煕(1・14 政治家)  石ノ森章太郎(1・25 漫画家)  松本零士(1・25 漫画家)  加藤諦三(1・26 心理学)  鶴見修治(1・29 体操)  永井多恵子(1・30 放送文化)  加藤剛(2・4 俳優)  木村太郎(2・12 ジャーナリスト)  清水哲男(2・15 詩評論)  境川尚(2・18 佐田の山)  中島誠之助(3・5 鑑定家)  古今亭志ん朝(3・10 落語家)  梅宮辰夫(3・11 俳優)  庭野日鑛(3・20 宗教家)  三澤千代治(3・29 住宅建築)  島倉千代子(3・30 歌手)  近藤昭仁(4・1 プロ野球)  内藤正敏(4・18 写真家)  三宅一生(4・22 服飾デザイン)  鎌田慧(6・12 ジャーナリスト)  下村満子(6・17 ジャーナリスト)  吉田ルイ子(7・10 ジャーナリスト)  高木仁三郎(7・18 科学論)  与謝野馨(8・22 政治家)  なかにし礼(9・2 作詞家)  野依良治(9・3 化学者)  堀江謙一(9・8 冒険家)  西尾勝(9・18 都市行政)  鷲尾悦也(9・20 労組連合)  佐々木幸綱(10・8 歌人)  石井幹子(10・15 照明デザイン)  小林旭(11・3 俳優歌手)  三留理男(12・1 報道写真)  鏡山剛(11・29 大相撲・柏戸)
1939(昭和14)年
吉田光昭(1・1 薬学)  藤村志保(1・3 俳優)  西田佐知子(1・9 歌手)  ちばてつや(1・11 漫画家)  市岡康子(1・21 映像記録)  佐々木史朗(1・22 映画・TV)  湯川れい子(1・22 音楽評論)  黒田征太郎(1・25 イラスト)  丹羽宇一郎(1・29 経営者)  佐久間良子(2・24女優)  高田賢三(2・27 ファッション)  西部邁(3・15  評論)  栗林慧(5・2 写真家)  山本晋也(6・16 映画監督)  加藤紘一(6・17 政治家)  鈴木忠志(6・20 演出家)  吉行理恵(7・8 詩人)  海野弘(7・10 美術評論)  中村玉緒(7・12 女優)  辺見じゅん(7・26 歌人)  マッド・アマノ(7・28 パロディ)  平沼赳夫(8・3 政治家)  コシノジュンコ(8・25 ファッション)  利根川進(9・5 遺伝学)  森本毅郎(9・18 キャスター)  田部井淳子(9・22 登山家)  前田又兵衛(10・7 建設)  加茂周(10・29 サッカー)  橋本照嵩(10・29 写真家)  長田弘(11・10 詩人)  徳大寺有恒(11・14  ジャーナリスト)  内田裕也(11・17 ロック)  市川猿之助(12・9 歌舞伎俳優)  小川真由美(12・11 俳優)  水森亜土(12・23 イラスト)
1940(昭和15)年
加藤一二三(1・1 将棋)  沢渡朔(1・1 写真家)  津川雅彦(1・2 俳優)  三井康有(1・2 防衛問題)  唐十郎(2・11 劇作家)  中村敦夫(2・18 俳優・政治家)  亀海昌次(2・20 デザイン)  森田公一(2・25 作曲)  上条恒彦(3・7 歌手)  大空真弓(3・10 俳優)  鳥越俊太郎(3・13 ジャーナリスト)  片岡義男(3・20 作家)  志茂田景樹(3・25 作家)  本橋成一(4・3 写真家)  小林研一郎(4・9 指揮者)  村松友視(4・10 作家)  村田幸子(5・14 アナウンサー)  王貞治(5・20 プロ野球)  荒木経惟(5・25 写真家)  石弘之(5・28 環境問題)  立花隆(5・28 評論)  大鵬幸喜(5・29 大相撲)  田中尚紀(6・19 政治家)  張本勲(6・19 プロ野球)  扇田昭彦(6・26 演劇評論)  山本圭(7・1 俳優)  浅丘ルリ子(7・2 俳優)  土居まさる(8・22 キャスター)  麻生太郎(9・20 政治家)  清水旭(11・3 詩人)  池内紀(11・25 ドイツ文学)  篠山紀信(12・3 写真家)  露木しげる(12・6 キャスター)
1941年(昭和16)年
稲越功一(1・3 写真家)  天地総子(1・3 俳優)  岩下志麻(1・3 俳優)  横路孝弘(1・3 政治家)  有田泰而(1・31 写真家)  大宅映子(2・23 ジャーナリスト)  小林克也(3・27 DJ)  上原明(4・5 企業経営者)  小林忠(4・11 日本美術)  市川森一(4・17 脚本)  萩本欽一(5・7 TVタレント)  樺山紘一(5・8 西洋史)  日色ともえ(6・4 俳優)  石坂浩二(6・20 俳優)  長山藍子(6・21 俳優)  倍賞千恵子(6・29 俳優)  後藤明(7・22  アジア史 )  柄谷行人(8・6 文芸評論)  粉川哲夫(8・15 メディア論)  安藤忠雄(9・13 建築)  大内延介(10・2 将棋)  佐藤允彦(10・6 ジャズ)  三田佳子(10・8 俳優)  砂川しげひさ(10・11 漫画家)  広瀬悦子(11・9 バイオリニスト)  坂田栄一郎(11・16 写真家)  栗本慎一郎(11・23 経済人類学)
1942(昭和17)年
落合信彦(1・8 ジャーナリスト)  角川春樹(1・8 出版)  小泉純一郎(1・8 政治家)  嵐山光三郎(1・10 作家)  中谷巌(1・22 経済理論)  須田春海(1・24 市民運動)  今井通子(2・1 登山家)  秋山亮二(2・23 写真家)  山下洋輔(2・26 ピアニスト)  李麗仙(3・25 俳優)  北の海勝昭(3・28  大相撲)  林海峯(5・6 囲碁)  大竹英雄(5・12 囲碁)  小沢一郎(5・24)  三枝成彰(7・8 作曲)  佐々木毅(7・15 政治学)  松方弘樹(7・23 俳優)  松本幸四郎(8・19 歌舞伎俳優)  石井志都子(8・31 バイオリニスト)  青木功(8・31 プロゴルフ)  尾上菊五郎(10・2 歌舞伎俳優)  正田修(10・11 企業経営)  島田祐子(10・12 声楽)  日野皓正(10・25 ジャズ奏者)  浜畑賢吉(10・29 俳優)  南部鶴彦(11・6 産業組織)  寺田農(11・7 俳優)  藤井林太郎(12・16 企業経営)
還暦期(60歳~69歳) 昭和27年~昭和18年
1943(昭和18)年
コシノミチコ(1・29 服飾デザイン)  池内新子(2・12 モダンダンス)  アントニオ猪木(2・20 プロレス)  大前研一(2・21 政策研究)  北大路欣也(2・23 俳優)  内田繁(2・27 インテリア・デザイン)  福島泰樹(3・25 歌人)  ファイテング・原田(4・5 ボクシング)  尾上菊之丞(4・6 日本舞踊)  輪島功一(4・21 ボクシング)  ジョージ秋山(5・27 漫画家)  米長邦雄(6・10 将棋)  田村毅(6・14 フランス文学)  川田文子(6・16 作家)  竹内敏信(6・21 写真家)  関口宏(7・13 TV司会者)  大場秀章(7・14 自然史)  佐々木愛(7・18 俳優)  野間佐和子(7・27 出版)  木幡赳士(7・28 科学技術論)  田村正和(8・1 俳優)  佐藤信(8・23 演出家)  広河隆一(9・5 ジャーナリスト)  深井晃子(9・10 服飾文化)  池辺晋一郎(9・15 作曲)  海部宣男(9・21 天文学)  林隆三(9・29 俳優)  山本耀司(10・3 服飾デザイン)  大獄秀夫(10・28 政治学)  逢坂剛(11・1 作家)  小室等(11・23 作曲)  加賀まりこ(12・11 俳優)  丸山健二(12・23 作家)  加藤登紀子(12・27 歌手)
1944(昭和19)年
飯島秀雄(1・1陸上)  香山美子(1・1女優)  小林興起(1・1政治家)  古谷一行(1・2 俳優)  猪口孝(1・17 国際関係)  田中真紀子(1・14 政治家)  小椋佳(1・18 作詞・作曲)  黒沢年男(2・4 俳優)  山本寛斉(2・8 服飾デザイン)  高橋英樹(2・10 俳優)  井波律子(2・11 中国文学)  藤原新也(3・4 写真家・作家)  奥本大三郎(3・6 フランス文学)  片岡仁左衛門(3・14 歌舞伎俳優)  袴田茂樹(3・17 国際政治)  原田大二郎(4・5 俳優)  羽生春久(4・11 イラスト)  釜本邦茂(4・15 ラグビー)  中村吉右衛門(5・22 歌舞伎俳優)  大石芳野(5・28 写真家)  三木啓史(6・3 企業経営)  椎名誠(6・14 作家)  高見山大五郎(6・16 相撲)  岡沢憲芙(7・12 比較政治)  久米宏(7・14 キャスター)  川本三郎(7・15 文芸評論)  中村紘子(7・25 ピアニスト)  渡瀬恒彦(7・28 俳優)  杉良太郎(8・14 俳優)  みのもんた(8・22 司会)  野川由美子(8・30 俳優)  守屋武昌(9・23 防衛官僚)  小島一慶(10・2 司会)  町村信孝(10・17 政治家)  松平定知(11・7 放送)  梨元勝(12・1 レポーター)  舟木一夫(12・12 歌手)  南らんぼう(12・13 歌手)  小宮山宏(12・15 工学者)  船橋洋一(12・15  ジャーナリスト)
1945(昭和20)年
三木たかし(1・12 作曲)  落合恵子(1・15 作家)  佐高信(1・19 経済評論)  宮城谷昌光(2・4 作家)  柳本尚規(2・16 写真評論)  谷垣禎一(3・7 政治家)  吉永小百合(3・13 俳優)  栗原小巻(3・14 俳優)  宮本信子(3・27 俳優)  平地勲(4・8 写真家)  小此木政夫(4・14 国際政治)  東由多加(5・12 演出家)  鹿内春雄(5・15 経営者)  中村征夫(7・1 写真家)  タモリ(8・22 TVタレント)  田中直毅(9・1 経済評論)  永井豪(9・6 漫画家)  福岡政行(9・9  比較政治)  藤田弓子(9・12 俳優)  南川三治郎(9・14  写真家)  樋口久子(10・13 プロゴルフ)  塩川徹也(10・19 フランス文学)  櫻井よしこ(10・26 キャスター)  小栗康平(10・29 映画監督)  由井大三郎(12・2 歴史学)  藤間勘十郎(12・9 日本舞踊)  竹屋啓子(12・21 現代舞踊)
1946(昭和21)年
三笠宮寛仁親王(1・5 皇族)  仙谷由人(1・15 政治家)  鳳蘭(1・22 俳優)  松本健一(1・22 作家) 藤岡弘(2・19 俳優)  宇崎竜童(2・23 作曲)  松井孝典(3・7 地球物理)  田村亮(5・24 俳優)  柏木博(7・6 デザイン)  市川團十郎(8・6 歌舞伎俳優)  堺正章(8・6 歌手・TVタレント)  坂東真理子(8・17 官僚)  木の実ナナ(9・11 俳優)  大久保蕎樹(9・12 比較文学)  田淵幸一(9・24 プロ野球)  菅直人(10・10 政治家)  秋山仁(10・12 数学教育)  岩田一政(10・17 国際経済)  大原麗子(11・13 俳優)  猪瀬直樹(11・20 作家)  藤森照信(11・21  建築史)  倍賞美津子(11・22 俳優)  三浦雅士(12・17 文芸評論)  福田文昭(12・21 写真家)
1947(昭和22)年
石川好(1・5 評論家)  橋本大二郎(1・12 政治家)  衣笠祥雄(1・18 野球評論)  ビートたけし(1・18 TVタレント・映画監督)  星野仙一(1・22 野球)  尾崎将司(1・24 プロゴルフ)  蒲島郁夫(1・28 政治学)  加古隆(1・31 作曲)  西郷輝彦(2・5 歌手)  鳩山由起夫(2・11 政治家)  四方田犬彦(2・20 比較文化)  井上順(2・21 歌手)  十文字美信(3・4 写真家)  津島佑子(3・30 作家)  千昌夫(4・8 歌手)  上原まり(5・23 筑前琵琶奏者)  海野和男(6・25 昆虫写真家)  南伸坊(6・30 編集者)  細野晴臣(7・9 作曲家)  荒俣宏(7・12 作家)  和泉雅子(7・31  俳優)  矢崎滋(9・2 演出家)  中原誠(9・2 将棋棋士)  小田和正(9・20  歌手)    神和住純(10・1 プロテニス)  宮田修(10・4 司会)  山根一真(10・12 評論家)  大和田伸也(10・25 俳優)  北方謙三(10・26 作家)  金井美恵子(11・3 作家)  西田敏行(11・4 俳優・演出)  森進一(11・18 歌手)  根津甚八(12・1 俳優)  立松和平(12・15 作家)  池田理代子(12・18 漫画家)  布施明(12・18 歌手)
1948(昭和23)年
谷口維紹(1・1 分子生物)  岡村道雄(1・1 文化財行政)  高橋三千綱(1・5 作家)  輪島大士(1・11 大相撲)  毛利衛(1・29 宇宙飛行士)  島森路子(1・17 広告批評)  里中満智子(1・24 漫画家)  清水哲太郎(2・1 バレエ)  赤川次郎(2・29 作家)  阿部信雄(3・1 美術評論)  五木ひろし(3・14 歌手)  いしだあゆみ(3・26 俳優)  木原光知子(4・5 水泳指導)  つかこうへい(4・24 演出家)  赤松広隆(5・3 政治家)   江夏豊(5・15 プロ野球)  ねじめ正一(6・16 作家)  三田誠広(6・18 作家)  都倉俊一(6・21 作曲家)  沢田研二(6・25 歌手)  吉岡忍(7・6 作家)  上野千鶴子(7・12 女性学)  中山千夏(7・13 作家)  前川清(8・19 歌手)  井上陽水(8・30 歌手・作曲)  鳩山邦夫(9・13 政治家)  武田佐知子(10・2 日本古代史)  橋爪大三郎(10・21 社会学)  大川栄策(10・30 歌手) 下斗米伸夫(11・3 ロシア政治史)  糸井重里(11・10 コピーライター)  由起さおり(11・13 歌手)  沼田早苗(11・24 写真家)  舛添要一(11・29 国際政治)  森下洋子(12・7 バレエ)  谷村新司(12・11 歌手)  内田光子(12・20 ピアニスト)
1949(昭和24)年
岡本信人(1・2  俳優)  高橋進(1・4 国際政治)  村上春樹(1・12 作家)  羽田健太郎(1・12 ピアニスト)  南こうせつ(2・13 歌手)    林望(2・20 国文学)  海江田万里(2・26 政治家)  高橋真梨子(3・6 歌手)  江畑謙介(3・23 軍事評論)  橋口譲二(3・25 写真家)  武田鉄矢(4・11 歌手・俳優)  風間杜夫(4・26 俳優)  高橋伴明(5・10 映画監督)  萩尾望都(5・12 漫画家)  ガッツ石松(6・5 ボクシング)  長谷川きよし(7・13 歌手)  間寛平(7・20 タレント)  矢沢栄吉(9・14 歌手)  佐藤陽子(10・14 バイオリニスト)  堀内孝雄(10・27 歌手)  松崎しげる(11・19 歌手)  森田 健作(12・16 政治家)  テリー伊藤(12・27 演出家)
1950(昭和25)年
矢内廣(1・7 創業者ぴあ)  海老沢泰久(1・22 作家)  三遊亭円楽6代(2・8 落語家)  伊集院静(2・9 作家)  竹宮恵子(2・13 漫画家)  貴ノ花利彰(2・19 大相撲)  吉永みち子(3・12 作家)  残間里江子(3・21 プロデューサー)  舘ひろし(3・31 俳優)  大谷直子(4・3 女優)  森田正光(4・3 気象予報士)  和田アキ子(4・10 歌手)  坂東玉三郎(4・25 俳優)  米原万里(4・29 通訳)  中野良子(5・6 女優)  東尾修(5・18 プロ野球)  中沢新一(5・28 宗教学者)  細川たかし(6・15 歌手)  池上彰(8・9 ジャーナリスト)  姜尚中(8・12 政治学者)  夏目房之介(8・18 評論家)  八代亜紀(8・29 歌手)  辺見マリ(10・05 女優)  塩崎恭久(11・7 政治家)  梅沢富士男(11・09 俳優)  岩合光昭(11・27 写真家)  綾小路きみまろ(12・09 漫談家)  神田正輝(12・21 俳優)  朝倉怜士(12・30 メデァ評論家)
1951(昭和26)年
高橋源一郎(1・1作家)  夢枕獏(1・1 作家)   沢松和子(1・5 テニス)  五輪真弓(1・24 歌手)  田中邦彦(1・27 経営者)  中村雅俊(2・1 俳優)  竹中平蔵(3・3 経済学者)  山本リンダ(3・4 歌手) 田中健(3・6 俳優)  芹洋子(3・10 歌手)  岡本綾子(4・2 ゴルファー)  桃井かおり(4・8 女優)  三宅裕司(5・3 俳優)  市川團蔵(5・29  歌舞伎俳優)  坂村健(7・25 工学者)  片山善博(7・29 政治家)  田原桂一(8・20 写真家)  阿川泰子(10・16 歌手)  浅田次郎(12・13 作家)  増田寛也(12・20 政治家)  笑福亭鶴瓶(12・23 落語家)
1952(昭和27)年
鮫島有美子(1・8   声楽家)  楠田枝里子(1・12   タレント)  坂本龍一(1・17   作曲家)  太田 幸司 (1・23 野球)  三浦友和(1・28   俳優)  真野響子(2・9   女優)  村上龍 (0・19 作家)  有田芳生(2・20 ジャーナリスト)  中島みゆき(2・23   歌手)  峰 竜太(3・1  タレント)  渡辺喜美(8・17   政治家)  中島らも(4・3   作家)  池内豊(4・7   野球)  稲増龍夫(4・9   社会学者)  さだまさし(4・10   歌手)  兵藤ゆき(4・15   タレント)  夏木マリ(5・2   女優)  猪口邦子(5・3 国際政治学者)  向井千秋(5・6   宇宙飛行士)  秋川リサ(5・12   女優)  金子勝(6・25   経済学者)  田丸美寿々(7・1   ニュースキャスター)  小柳ルミ子(7・2   歌手)  山口那津男(7・12   政治家)  三宅民夫 (7・13   アナウンサー)  小池百合子(7・15  政治家)  水谷豊(7・14   俳優)  松坂慶子(7・20   女優)  石澤典夫(8・16   アナウンサー)  草刈正雄(9・5   俳優)  五大路子(9・22 女優)  隆の里俊英(9・29   相撲)  毒島秀行 (9・30   経営)  長倉洋海(10・26   写真家)  吉幾三 (11・11   歌手)  小林繁(11・14 野球)
 

新情報-こちらも同じく九人目の「高齢社会対策担当大臣」です

新情報―こちらも同じく九人目の「高齢社会対策担当大臣」です
2012・5・25 記
堀内正範 日本丈人の会代表 朝日新聞社社友
5月22日の「社会保障・税一体改革」法案審議で、民主党政権になって「少子化対策担当大臣」が9人目という指摘が野党議員からなされて、これが重要課題?というシーンがありました。そのひとりである岡田克也副総理が弁明しておりました。
が、もっとゆゆしきことには、「高齢社会対策担当大臣」もまた9人目であるということを、閣僚のだれもが知らないということなのです。(参考:福島みずほ、平野博文、荒井聡、岡崎トミ子、村田蓮舫、細野豪志、村田蓮舫、岡田克也、中川正春 議員)
そのひとりである岡田さんは知っていれば担当をつづけたでしょう。
こんな態様の内閣で、高齢者のための「社会保障・税一体改革」法案審議ができるのでしょうか。当事者である全国3000万人の高齢者(65歳以上)の姿をしっかり見据えて、参加を呼びかけて各地・各界の「内需」を創出することによって、GDPを伸ばす地域・職域の活性化をおこなうことなく、「増税」だけが先行する国会議論に国民は納得しないし支持しないでしょう。
1999年の「国際高齢者年」このかた「日本社会の高齢化」の経緯を仔細に観察しつづけてきた一介のジャーナリストとして、10年余の「長寿社会構想の不在(政治不在)」を指摘せざるをえません。
*******「人生90年時代」を生きる(「現代シニア用語事典」から)
賀寿期(高年期5歳層)のステージ
還暦期  六〇歳~六九歳  昭和二六年~昭和一七年
古希期  七〇歳~七四歳  昭和一六年~昭和一二年
喜寿期  七五歳~七九歳  昭和一一年~昭和 七年
傘寿期  八〇歳~八四歳  昭和 六年~昭和 二年
米寿期  八五歳~八九歳  昭和 元年(12月25日~)~大正一一年
卆寿期  九〇歳~九四歳  大正一〇年~大正 六年
白寿期  九五歳~九九歳  大正 五年~大正 元年(7月30日~)
百寿期  一〇〇歳以上   明治四四年以前
月刊「丈風」(別添)長寿社会推進のための拠点として刊行しております。
web「日本丈人の会」https://jojin.jp/ e-mail  mhori888@ybb.ne.jp

現代シニア用語事典-60歳以上の生年別人口(男女)・流行語・流行歌

◎60歳以上の生年別人口(男女)、流行語、流行歌
「高年期(還暦期)」(六〇~六九歳) 人口は平成21=2010年10月1日推計。総務省統計局
生年      干支 年齢   人口(男・女)万人       流行語・流行歌
一九五二 昭和二七 壬辰 六〇還暦89・6 91・6 黄変米。ワンマン。「芸者ワルツ」
一九五一 昭和二六 辛卯 六一     94・9   97・3 逆コース。「高原の駅よさようなら」
一九五〇 昭和二五 庚寅 六二 101・8  105・0    特需。金へん糸へん。「白い花の咲く頃」
一九四九 昭和二四 己丑 六三 111・5  115・1    ニコヨン。「青い山脈」「長崎の鐘」
一九四八   昭和二三 戊子 六四  110・3  114・4 斜陽族。ノルマ。「湯の町エレジー」「異国の丘」
一九四七   昭和二二 丁亥 六五  104・4  108・7    不逞の輩。ゼネスト。「鐘の鳴る丘」
一九四六   昭和二一 丙戌 六六      65・0      68・5     象徴。タケノコ生活。「東京の花売娘」
一九四五  昭和二〇 乙酉 六七       69・2      74・2     敗戦。ピカドン。一億総ざんげ。「リンゴの唄」
一九四四  昭和一九 甲申 六八       83・9      90・8 鬼畜米英。学童疎開。「同期の桜」「お山の杉の子」
一九四三  昭和一八 癸未 六九       81・3   88・2     撃ちてし止まん。学徒出陣。「若鷲のうた」
「高年期(古希期)」(七〇~七四歳)
生年     干支 年齢    人口(男・女)万人       流行語・流行歌
一九四二  昭和一七 壬午 七〇古希82・9  90・6  欲しがりません勝つまでは。「南から南から」
一九四一  昭和一六 辛巳 七一 80・1 88・1   八紘一宇。国民学校。「めんこい仔馬」「里の秋」
一九四○  昭和一五 庚辰 七二     72・3    80・3    月月火水木金金。「暁に祈る」「紀元二千六百年」
一九三九  昭和一四 己卯 七三    62・2 69・8    複雑怪奇。靖国の母。「上海の花売り娘」
一九三八  昭和一三 戊寅 七四    65・3 74・8 相手とせず。大陸の花嫁。「麦と兵隊」「支那の夜」
「高年期(喜寿期)」(七五~七九歳)
生年      干支 年齢   人口(男・女)万人       流行語・流行歌
一九三七  昭和一二 丁丑 七五     66・3  76・6    国民精神総動員。「別れのブルース」「海ゆかば」
一九三六  昭和一一 丙子 七六     65・1  76・6   今からでも遅くない。「ああそれなのに」
一九三五  昭和一〇 乙亥 七七喜寿60・9  73・4 人民戦線。暁の超特急。「二人は若い」「野崎小唄」
一九三四  昭和 九 甲戌 七八  56・0  69・2    明鏡止水。「赤城の子守唄」「国境の町」
一九三三  昭和 八 癸酉 七九     54・3  68・9    転向。ファシスト。「東京音頭」「島の娘」
「高年期(傘寿期)」(八〇~八四歳)
生年          干支 年齢   人口(男・女)万人       流行語・流行歌
一九三二  昭和 七 壬申八〇傘寿51・4   66・7  話せば判る。欠食児童。「影を慕いて」
一九三一  昭和 六 辛未 八一  47・7     63・8  生命線。酒は泪か溜息か。「サムライニッポン」
一九三〇  昭和 五 庚午 八二     43・3     59・9 エロ・グロ・ナンセンス。「祇園小唄」「酋長の娘」
一九二九  昭和 四 己巳 八三     40・2  57・6  大恐慌。大学は出たけれど。「東京行進曲」
一九二八  昭和 三 戊辰 八四     36・8     54・6 狭いながらも楽しい我が家。「波浮の港」「君恋し」
「長命期(米寿期)」(八五~八九歳)
生年          干支 年齢   人口(男・女)万人       流行語・流行歌
一九二七  昭和 二 丁卯 八五   33・2  51・5  何が彼女をさうさせたか。「ちゃっきり節」
一九二六  昭和 一 丙寅 八六   30・0  49・4 文化住宅。モガ・モボ。「ヨサホイ節」「この道」
一九二五  大正一四 乙丑 八七   25・4  45・0  軍教。ラジオ放送。円タク。「あの町この町」
一九二四  大正一三 甲子 八八米寿20・4  39・4  憲政の常道。メートルデー。「からたちの花」
一九二三  大正一二 癸亥 八九   16・2     36・0  大震災。流言蜚語。「船頭小唄」「復興節」
「長命期(卒寿期)」(九〇~九四歳) 人口は平成21=2010年10月1日推計。総務省統計局
生年          干支 年齢   人口(男・女)万人       流行語・流行歌
一九二二  大正一一 壬戌 九〇卆寿13・4 32・3 恋愛の自由。民衆芸術。赤化。「馬賊の唄」「砂山」
一九二一  大正一〇 辛酉 九一    11・0   28・3  悪家主。プロレタリア。「七つの子」「赤とんぼ」
一九二〇  大正 九 庚申 九二     9・8  26・4 国調。示威運動。「聞け万国の労働者」「叱られて」
一九一九  大正 八 己未 九三     6・7  18・8   デモクラシー。サボ。「背くらべ」「靴が鳴る」
一九一八  大正 七 戊午 九四     5・8  17・0 平民宰相。米騒動。赤い鳥。「浜辺の歌」「宵待草」
「長命期(白寿期)」(九五~九九歳)
生年         干支 年齢  人口(男・女)万人       流行語・流行歌
一九一七  大正 六 丁巳 九五        4・7  14・6  きょうは帝劇、あすは三越。「さすらひの唄」
一九一六  大正 五 丙辰 九六     3・8  12・5 民本主義。是々非々。「サンタルチア」
一九一五  大正 四 乙卯 九七  2・9  10・1 御大典。ナッチョラン。「恋はやさし」「乾杯の唄」
一九一四  大正 三 甲寅 九八  2・2   8・4    大正琴。「カチューシャの歌」「朧月夜」
一九一三  大正 二 癸丑 九九白寿1・6   6・4    薩閥。新しい女。「鯉のぼり」「海」「早春譜」
これより「百寿期」
生年         干支 年齢  人口(男・女)万人       流行語・流行歌
一九一二  大正 一 壬子一〇〇  1・1   4・8  大正維新。閥族打倒。「都ぞ弥生」「春の小川」
一九一一  明治四四 辛亥一〇一    0・7   3・3  元始、女性は実に太陽であった。「二宮金次郎」
一九一〇  明治四三 庚戌一〇二    0・5   2・4  主義者。小学唱歌。「春が来た」「われは海の子」
一〇〇歳以上   0・7   4・1 4・8万人
一九〇九 明治四二 己酉一〇三     ―     ― 馬鹿な奴じゃ。マラソン。「ローレライ」「菩提樹」
一九〇八 明治四一 戊申一〇四     ―     ― 浮華軽佻。耽美派。「人を恋うる歌」「ハイカラ節」
一九〇七 明治四○ 丁未一〇五     ―     ―    自然主義。美顔術。キリン。「旅愁」「故郷の廃家」
一九〇六 明治三九 丙午一〇六        ―     ―    黄禍論。成り金。無政府主義。「青葉の笛」
一九〇五 明治三八 乙巳一〇七        ―     ―    天気晴朗なれど波高し。二○三高地。「戦友」
一九〇四 明治三七 甲辰一〇八        ―     ―    軍神。君死にたまふことなかれ。「日本陸軍」
一九〇三 明治三六 癸卯一〇九     ―     ―    アジアは一つなり。人生不可解。魔風恋風。
・   改元 明治45=大正元 1912. 7.30  大正15=昭和元 1926.12.25  昭和64=平成元 1989. 1. 8

四字熟語-著述等身

著述等身
ちょじゅつとうしん

著作が作者の身長に等しいほど多産なことを「著述等身」または「著作等身」という。数多くの小説や劇作で知られた作者や生涯を著述にささげた学者への賛辞として用いられている。

竹簡に手書きして「汗牛充棟」といった時代には「等身」では足りなかっただろう。『史記』五二万字の編冊を思えばわかる。古典ドラマで壁面を覆う書棚や書籍を牛車や馬車に積んで運ぶ場面を見かける。「学富五車」というのが分量でいう知識の豊かさであった。

紙の時代になって公文書も竹冊を排し、宋代には蔵書や読書量が多いことで「等身書」(読書等身)がいわれ、その後に「著述等身」が用いられた。印刷時代の「等身書」は四〇〇〇万字というから現代の量産作家でも作品が等身高になることは稀れである。「他人が珈琲を飲んでいる時も書いていた」と記す魯迅が一一〇〇万字というから「著作半身」にも及ばない。

さて、IT革命の後には労作多作の人をどう表現することになるのだろう。

趙翼『瓯北詩鈔』など

全国水玉模様の会

全国水玉模様の会

全国水玉模様の会
高齢者のあつまりには、それぞれ「泉の眼(泉眼)」のように小さくとも、高齢期の人生を支える着実な活動があります。それは「水玉模様」のように重なりあいながら、「地域シニア生活圏」「地域シニア文化圏」を構成して、地域社会を支え、地域の暮らしを多彩に豊かにしています。それは高齢社会の特徴ともいえる存在の形です。
この「全国水玉模様の会」欄は、そういう地域・職域に息づく「日本高齢社会」の核になるような活動を共有する情報の場として設けました。最新情報を着実に重ねていきますので、全国各地から活動のようすをお寄せください。別紙「全国水玉模様の会」参加用紙にご記入のうえお送りください。月刊「丈風」に紹介欄を設けます。
・「全国水玉模様の会参加名簿用紙」 「水玉模様の会」参加名簿用紙a
・「日本丈人の会」  !!水玉模様の会「日本丈人の会」・に・千葉
活動のようす「全国水玉模様の会」参加名簿」 (未)
事務局  堀内正範 
tel & fax 0475-42-5673 keitai 090-4136-7811
e-mail mhori888@ybb.ne.jp
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〒299-4301     千葉県長生郡一宮町一宮9340-8
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「全国水玉模様の会」参加用紙

全国水玉模様の会
高齢者のあつまりには、それぞれ「泉の眼(泉眼)」のように小さくとも、高齢期の人生を支える着実な活動があります。それは「水玉模様」のように重なりあいながら、「地域シニア生活圏」や「地域シニア文化圏」を構成して、地域社会を支え、地域の暮らしを多彩に豊かにしています。それは高齢社会の特徴ともいえる存在の形です。
この「全国水玉模様の会」欄は、そういう地域・職域に息づく「日本高齢社会」の核になるような活動を共有する情報の場として設けました。最新情報を着実に重ねていきますので、全国各地から活動のようすをお寄せください。別紙「全国水玉模様の会」参加用紙にご記入のうえお送りください。月刊「丈風」に紹介欄を設けます。
事務局  堀内正範
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 「全国水玉模様の会」参加名簿          記入 2012年  月  日

団体名
設立年

代表者
会員数

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活動内容(12行まで)

 Memo(4行まで)

*A4判1ページに収まるようにお願いいたします。

新情報-小論・まったなし「日本長寿社会」への展開

まったなし「日本長寿社会」への展開
堀内正範 朝日新聞社社友 
#小論『まったなし日本長寿社会』pdf

三〇〇〇万人に達した高齢者

わが国の「高齢者」(六五歳以上)は、昨年九月「敬老の日」恒例の発表によると二九八〇万人となり、今年は三〇〇〇万人に達します。これは単にボリュームが大台に乗るというだけではなく、日本社会に質的な変容をもたらすという意味で注目されているのです。
すでに話題になってご存じのとおり、今年から毎年二〇〇万人余の「団塊の世代」のみなさんが「高齢者」の側に加わります。先の大戦での敗戦の後、昭和二二(一九四七)~昭和二四(一九四九)年に生まれた約七〇〇万人の人びと。本稿がとくに「平和団塊の人びと」というのは、両親から「平和のうちに生きて」という願いを託された戦後生まれ(一九四六~一九五〇)の約一〇〇〇万人の人びとをいいます。
昭和二二年生まれというと、ビートたけし、星野仙一、蒲島郁夫、鳩山由紀夫、千昌夫、荒俣宏、小田和正、北方謙三、西田敏行、池田理代子さんなどで、知識も技術も芸域も充実して、各界を代表する現役の人びとです。
平和ではあったものの平坦ではなかった六五年、戦後昭和の復興期から成長・繁栄期そして平成の萎縮期にいたるすべての局面を体験してきてなお元気で暮らしているみなさん。
「ごくろうさま」と声をかけたいところですが、むしろ気力を萎えさせずに、それぞれに蓄積してきた知識・技術・経験・資産を合わせ活かして、新たな存在である「支える高齢者」として過ごしてほしいと願うところでもあるのです。
アクティブ・シニア(支える高齢者)が登場
現実に、長命の両親(母親のみかも)を介護して支え、子どもの住宅ローンを支え、孫の物品の面倒をみるという家庭内でもそうですし、すでに現れはじめていますが、「シニア・ビジネス」の展開によって、高齢者対象の本物指向のモノとサービスが内需を支えることになるからです。
そして何よりも、意識して「支えられる高齢者」ではなく「支える高齢者」でありつづけること。アクティブ・シニアとして、自分なりのライフスタイルを案出して、熟成期の「時めきの人生」を送ること。孤立せずに、水玉模様のようにいくつものコミュニティに参加して多彩に暮らすこと。そんな意識と暮らしの変化が、「長寿社会」のありようを左右すると推測されているのです。
総不況と大災害による「平成萎縮」のあと、「支える高齢者」層がリードする「平成再生・創生」という局面が登場することになります。これがもたらす社会の質的な変容は、想像ではなくすでに構想の域にあります。
「長寿社会」の形成は、すべての世代(all ages)の人びとの参加によりますが、焦点を絞れば高齢者(older persons)が新たな形質を案出しながら達成する「すべての世代のための高齢社会」が中心になります。
高齢先進国の日本で、三〇〇〇万人の体現者がどういう新たな社会を創出するかは、「三・一一大震災」後の復興とともに国際的にも注目されるところです。
「高齢社会対策」担当大臣って誰?
年初の一月一三日に内閣改造がおこなわれて、「高齢社会対策担当大臣が替わりました。
蓮舫議員から岡田克也副総理に替わったことに気づいた人はほとんどいなかったでしょう。後任の大臣本人ですら担当に気づかないほどに存在感が薄いのです。
高齢者をめぐって新しい動きが想定される大事な時期に、こんなことでいいのでしょうか?
「大器晩成」を座右の銘とし、仔細にしごとをこなす岡田さんのあの満面に疲れが居座っているような表情を見れば一目瞭然ですが、内閣府での岡田副総理の担当職務はあまりに多く、個人が担える範囲と量を越えています。
行政改革、社会保障・税一体改革、公務員制度改革・・就任後の新聞発表をみても少子化対策や男女共同参画までで、年々の大きな予算をかかえる事業をもたない「高齢社会対策」は、現状では共生社会政策(村木厚子政策統括官)の一施策あつかいで、表に出ることがありません。
そしてこれも知られないままに、「高齢社会対策大綱」の見直しがおこなわれています。蓮舫さんが引き継いでくれたとは思うのですが、その後の内閣府記者会見で岡田大臣からの説明はないし、内閣府づめの記者からも質問が出るようすがありません。だからニュースとして出ることもないし、知るべき高齢者が知ることもないままで推移しています。
内閣府共生社会政策の一施策でいいのか
高齢者が増えつづけている「高齢化社会」の時期なら個人対策としての医療、介護、年金などの充実で済みます。ところが高齢者が増えて社会的な対策が必要な「高齢社会」になれば、みんなが社会的存在であることを意識して対応しなければ、みんなが安心して暮らせる高齢社会は、いくら待ってもやってはこない。これは高齢者の側の意識の問題です。
高齢者意識を持つ人びとが増え、「団塊の世代」の人びとも加わって、経済社会的な変容が目立つようになり、対策を講じる必要が生じる。そこで「すべての世代のための長寿社会」を政策の柱に据えて、政治リーダーがこの国を活性化する国民運動を起こす。これは政治家の実行力の問題です。
国民が動き、政治が動く。急には専任の担当大臣までは無理としても、「高齢社会対策」を担当する部署が太い動線として対応できるかどうか。いまはなお併任ばかり。本格的な「大綱」の見直しとともに、それに対処する機構の拡充があってもいいところです。これは内閣府の問題です。
いまなお名のみの「高齢社会対策」。
これは先行指標をヨーロッパ先進各国に学んで追随する国の政策が、医療、介護、年金など高齢者対策としての「社会保障」に重点を置いてきた成果であり、結果なのです。これまでに先行事例のない「高齢社会」をどうつくるかは、各国がそれぞれに独自の条件の下で対処すべき問題です。
「日本が沈みつつあることを実感している」
と内閣入りにあたって岡田さんはいい、「なんとか歯止めをかけたい」ともいいました。
日本浮上の知恵と支援はまず優れた先輩に求めたらよいのです。周りの人はいうまでもなく、中枢に近寄らずに身を処す「山中宰相」ともいうべき賢人たちにです。
各地各界に生き生きした「長寿社会」を達成するために、広く知ってもらうこと。岡田さんならできることです。
こう記して期待した矢先(二月一〇日)に、中川正春担当大臣に替わりました。中川さんも就任後の記者会見で「高齢社会対策」にはひとことも触れませんでした。
政治の側の周回遅れは歴然としています。 
「国際高齢者年」(一九九九年)には全国展開

唯一、「高齢社会対策」として国民に存在感を示したのは、一九九九年の「国際高齢者年」(International Year of Older Persons 1999)に、総務庁高齢社会対策室(小渕内閣)が中心になって関係省庁連絡会議を設けて、官民協働で全国展開をした関連事業のみといえます。
これはご記憶にある方も多いでしょう。ないとしたら「参加意識」が欠如していた証です。そして残念ですが、事業の趣旨が一般の高齢者にまで届かなかった証です。
国連が二一世紀に迎える国際的高齢社会を予測し、九〇年代の初めから各国に対処を訴えた活動でした。長寿で得た期間を生き生き過ごす「高齢者のための国連原則」としての、
「自立、参加、ケア、自己実現、尊厳」
という五原則や一〇月一日を「国際高齢者の日」とするといったメッセージが広報され、「すべての世代のための社会をめざして」がテーマでした。
当時、高齢者に関係する団体がこぞって参加し、地方公共団体が参加した広報・事業関係の実施件数は一〇八四件に及び、東京の二一一件をはじめ、北海道、埼玉、長野、大阪などでは五〇件をこえました。四月に知事に就任した石原慎太郎都知事も、一〇月一日の「国際高齢者年記念式典」で、
「この国を持ち直し、周囲からも尊敬される日本の社会をつくり直していくよう、お互いに頑張りましょう」
と訴えています。
みんなの関心を呼ぶイベントは一〇年不在
『高齢社会白書(平成一二年版)』や『国際高齢者年の記録』(平成一二年三月、総務庁高齢社会対策室)にはその成果とともに将来展望が記されています。
この年に始まった「みんなの体操」や「エイジレス・ライフ実践者表彰」は継続していますが、一般の高齢者が参加する目立った活動がなく、一九八八年に始まった「ねんりんピック」のほかはニュースにはならなくなったのでした。
国民の高い支持を受けて登場した小泉純一郎首相が「所信表明演説」(二〇〇一年五月)でいったことばが、世紀初めの「高齢者意識」のありようを伝えています。
「給付は厚く、負担は軽くというわけにいきません」
といって、負担増だけを取り上げたのでした。その後も国民を代表する政治リーダーは一貫して高齢者を「社会の扶養者」として扱い、小泉発言の後追いをしてきたのです。
そのことに「高齢社会対策」担当の官僚が気づいていなかったわけはないでしょう。が、国民や政治の側からの要請が出なければ動くこともできず、三年ほどの担当期間を過ごして、厚労省などの部局にもどるだけのことでした。
この一〇年の間、自治体関係者や民間の人びとによるボランティア(無報酬)の献身的な活動はつづいてきましたが、増えつづけた高齢者の多くは、定年後を「余生」とする旧態依然の通念にしたがって日々を過ごしてきたといえます。
ウオーキングをし、釣りをし、ゴルフをし、パチンコをし、孫をみ、展覧会にいき、小旅行をし、仲間と安酒で会して誰彼の病状を憂え、テレビのニュースだけを拾い見し、貯蓄の目減りを心配して、「平成萎縮」のなかで自分も萎縮して暮らしてきたのではないでしょうか。
新たな「社会の高齢化」(aging)という状況に対する新たな対応、高齢者を「社会の扶養者」とみる「二世代+α型」社会であるとともに、高齢者を自立した対象とする「三世代同等多層型社会への穏やかで緩やかな変容への対応、「AからB」ではなく「AとともにB」という多重型の対応を怠ってきた証なのです。そしてそれは、だれもが理解できる構想として掲げる役割を担う政治の側が負うべき「一〇年の失政」としてあったし、今もあるのです。 
一〇年ぶり「高齢社会対策大綱」を見直し
実は内閣改造前日の一月一二日に、内閣府では「高齢社会対策大綱見直しの有識者検討会が開かれ、「報告書素案」について、清家篤座長(慶応大学塾長)など六人の委員による議論がおこなわれていたのです。内閣改造はニュースでしたが、こちらはニュースになったようすはありません。
一〇年ぶりの大綱検討の主な理由は、刻み目の年であるとともに、やはり「団塊の世代」が六五歳に達して、経済社会情勢に変化が見込まれるためというものです。(一〇月一四日「高齢社会対策会議」での蓮舫担当大臣の趣旨説明)
内閣府には五年前の有識者検討会など内部蓄積があるとはいえ、六人の委員で五回の会議での決着では、共生社会政策の一施策としてのあつかいの域を出ないものです。
香山リカ、関ふ佐子、園田眞理子さんの三人の大学研究者、団塊の世代の漫画家弘兼憲史さん、前高浜市長の森貞述さん、それに前回の見直しに座長をつとめた清家さんがいるとはいえ六人の委員。オブザーバーは厚労省、文科省、国交省の課長・参事官。閣議もできる広い円形の会議室がどよめくような将来構想をめぐる議論が展開できるでしょうか。
検討された「報告書素案」にも、「団塊の世代」をふくめて「人生九〇年時代」の高齢者意識の変化が指摘されています。全世代型の参画、ヤング・オールド・バランス(世代間の納得)、シルバー市場の活性化(野田総理の指示に応えて)、そして互助(顔の見える共助)の必要性など、支えられる側におさまらないアクティブ・シニアによって、「高齢社会」が実態として動くという認識が示されているのです。
その後の議論で、六五歳からが高齢者という基準そのものが実情に合わなくなっているという指摘がされて、これはニュースになりましたが、いま国際基準である六五歳を動かす議論は、問題の解決を複雑にすることになりかねません。
広く公開討議を尽くして将来構想を
そして同じ一月一二日、内閣府にほど近い憲政記念館会議室では、高連協(高齢社会NGO連携協議会)による「高齢社会対策大綱の見直し」に当たっての「高連協提言」の発表会が開かれていました。高連協は一九九九年の「国際高齢者年」の活動を機に発足し、以来この一〇年余り、民間団体として一貫して高齢者活動の支援、実施に尽力してきました。
「高連協提言」はこう提言しています。
普遍的長寿社会は人類恒久の願望であり、高齢化最先行国として世界に示す施策とすべきこと、高齢者は能力を発揮して社会を活性化し充実感を持って生きること、就労の場の年齢差別の禁止、基礎自治体との協働、少子化社会対策、より良い社会を次世代に引き継ぐこと、そのほかを提案。将来像としては、世代間の平等、持続可能性等の観点から「釣鐘型社会」を想定しています。
参加者の議論があり、樋口恵子、堀田力両代表から提言者としての発言がありましたが、報道関係者の姿は少なく、これもニュースとして伝えられたかどうか。
「高齢化」は二一世紀の国際的課題として早くから予測されており、わが国でも一九八六年六月にはすでに「長寿社会対策大綱」を閣議決定(第二次中曽根内閣)しています。
その後、一九九五年一一月に「高齢社会対策基本法」を制定(村山内閣)し、対策の指針となる「高齢社会対策大綱」を一九九六年七月に閣議決定(橋本内閣)し、二〇〇一年一二月(小泉内閣)に見直しをおこないました。
そして今回、二〇一一年一〇月に野田内閣が一〇年ぶりの見直しを決めて、作業を進めている最中なのです。
高齢社会政策の中・長期の指針となる「大綱」そのものは、「報告書」を踏まえて府内で作成し、関係省庁の調整を終えて閣議決定されることになります。
決定する前にパブリック・コメントはもちろん、各界の「参加意識」を持つ高齢者が議論に参加する検討会を一般公開でおこなって、広く内容を告知する経緯を経ることも新しい動きに対応する手順のひとつとして想定されるのですが。 

国民意識の振り子はどう動くか

今世紀にはいって際立ってきた国民意識にかかわる重要な観点をひとつだけ確認して先にいきたいと思います。
いまは亡き人もふくめて、といっても記憶に残るほどの祖父母・父母たちとその世代の人びとのことですが、みんなが実直に粒粒辛苦して働いて、先の大戦後からこれまでの半世紀余の間にこしらえてきたこの国の資産は、社会資本にせよ個人資産にせよ、目を見張るものでした。
平和裏に「九割中流」(大同)という生活実感が共有されていた時期が長くつづきました。史上にも稀れなこの人生体験は先人に感謝して胸中に深く留めねばならないでしょうし、「平成再生」の内容はその時期への回帰でもあります。
いずれの地も凸凹させずに、「冨を等しく分かち合いながら、ともに豊かになる」という、わが国の先人が選んで目標とした「日本的よき均等性」の成果なのです。
だれもが等しく貧しかった時代、若者たちを大都市へ送り出し、地元に残って貧しさや不便さに耐えながら辛苦した人びとがいました。国を思い、地域の発展を思い、家族を思って「誠意」を尽くした人びとの努力を無視しては、現状の公平な豊かさに対する理解の公平さを欠くことになります。
「善く行くものは轍迹なし」
という先哲のことばがありますが、すべての業績を周囲の人に振り分けて轍の跡を残さず去っていった「善意」の人びとの姿を忘れることはできません。
かつて寺の鐘や指輪までを国のために拠出した一億玉砕意識の国民が、大戦後に一転して民主主義の国づくりを始めたときとは振り子が逆に振れようとしているのです。
人民としてか市民としてか国民としてか
国より企業のこと、企業より家庭のことを重視・優先するようになった人民は、国が超一〇〇〇兆円の赤字を抱える一方で、超一四〇〇兆円の家計黒字を保有するに至りました。
新世紀にはいって一〇年余、いまや先の戦時状況に近いところにまで国の財政は悪化しているのですが、人民は保有する家計資産を税として率先して納めようとはしません。近づく破綻を予見して国会が「国難」をいい、超一〇〇〇兆円の財政赤字を担保している家計黒字から補填するため、「消費税」ほか増税の前倒しによって調達しようとしているのを、醒めた目でみているのです。「増税支持」という世論は本意ではないでしょう。
「地域生活圏」での互助や共助、知った者同士や地域住民同士の助け合いは、モノ・場・しくみそれぞれに身近で機能しています。地域の公助には、これまでの「均衡ある発展」に重ねて「個性ある地域の発展」へと変わる素地があります。地方首長の動向はその表出であり、国より地域への政策を市町村民が求めている証でもあります。
野田・谷垣党首討論での口裏を合わせた「消費税増税」を納得するほどには国民意識の振り子は国のほうには振れていないのです。そこで「大連合政権」「憲法改正」「君が代」「国軍」などといった国意識の醸成に向かう力が働くことになります。そのことを確認して先にいこうと思います。
史上初の「日本長寿社会」の形成へ
「二一世紀初頭の日本は、平和憲法のもとでの長い平和時代の証として、みんなが安心して暮らせる高齢社会を達成した。それは後れて高齢化を迎える諸国の規範とされた・・」
と、歴史学者は記すにちがいありません。
平和であること、衛生と医術と食生活の改良が日進月歩で進み、みんなが等しく豊かになることを願ってきたわが国の半世紀のプロセスは、世界に誇るべき例証です。
その方向でいまあるべき姿は、国政が「社会保障増税」の論議を繰り返すのではなく、「日本長寿社会構想(国策)を衆議し、国民に提案することなのです。
それなのに、です。
理想家肌の鳩山由紀夫首相の発言に期待したのでしたが、二〇〇九年一〇月の所信表明演説では「無血の平成維新」といって勝利を誇ったものの、高齢者に参画を求める発言はしませんでした。さらに「いのちを、守りたい」と訴えた翌年一月の施政方針演説でも、「誰にもみとられずに死を迎える」いたましい事例を取り上げましたが、ご自分が属する還暦・定年期の仲間に参画を呼びかける発言はなかったのです。
菅直人首相も「強い社会保障」をいうばかりで、若い世代に後を託して去ってしまいました。
呼びかけを期待していた「支える高齢者」層にとっては何のメッセージもありませんでした。
「シニア・ビジネス」(モノとサービス)も活性化
野田総理はチャンスを得ているのです。
昨年一〇月一四日の「高齢社会対策会議」で、一〇年ぶりの「大綱」の見直しに際して、「高齢者の居場所と出番の用意」「高齢者の孤立の防止」「現役時代からの備え」という三つの基本的な視点を示したあと、
「あえてもう一つ付け加えるならば、『高齢者の消費をどう活性化していくのか』ということも大事な視点ではないかと思います」(会長発言)
といって、「高齢者の消費の活性化」を視点に加えました。野田さんが求めてもぐった方向は間違ってはいないのですが、論点も行程もなお底を究めていないのです。
国民の暮らしの現場を、高齢者の視点で見てください。
「モノの日本化」によってアジア途上国の人びとが得る生活上の便利さ豊かさのために、日本の高齢者は、みずからは足踏みをして「百均商品(用品)」に囲まれながら、「暮らしの途上国化」に耐えて待ってきたのです。かつて自分たちがこの国でたどってきた道だからで、これから自らと途上国の将来の高齢者が必要とする「安心して使える優良品」を作り出すために、温存してきた知識と技術を活かすことになるのです。ですから元気で生活意欲の旺盛な高齢者に向かって、「生産と消費の活性化」(内需)への参画を期待するというのが論点であり行程なのです。
地産・国産優良品」が暮らしを豊かに
現役世代よりも生活感性の高いシニア世代が求める「地産・国産優良品」を、どこまで速やかに市場化できるか、同時にその対策ができない「消費税増税」では消費の活性化は起きません。
「安心して使える地産・国産優良品」の製造者は、消費者でもある熟年技術者のみなさんです。製造者であり消費者であること。このことにも留意しなければならないのです。「モノとサービスの高齢化」は、時代感覚のいい企業の側ではもう動き出しているのです。
シニア社員・社友が力を合わせた新企画・リニューアル企画による新製品の製造、「シニア・ビジネス」としての流通やサービスの展開、そして商品・サービスと高齢者を直接に結ぶ展示会など、経済成長を支える「内需」にむけた事業が進んでいます。熟年技術者による「地産・国産優良品」の製造は、高齢者にモノの豊かさを提供し、後れて高齢化する国々の高齢者にとっては「期待する日本製品」の創出でもあるのです。
これらによる経済刺激と展開が、「増税」よりはるかに大きな「増収」の成果を持続的に生むことは必定です。
「天恵」としての「地域の四季」を活かす
「大天災」を受けることで気づいた「天恵」としての「地域の四季」を大切にする暮らしの掘り起こし、1980年ころの「九割中流」と呼ばれた 豊かな地域生活圏を想い起こして、「支える高齢者」層がリードする「平成再生」の構想が明らかになれば、わが国の高齢者は高年期の人生の充足をめざした地域活動を活き活きと始めるにちがいありません。
家計資産については、およそ三分の一を留保した上で、次世代のための支援に三分の一を、「長寿社会≧高齢社会」達成のためのモノ・居場所・しくみづくりなどに三分の一を出資することが日常化し、次第に「三世代が等しく支え合う(三世代同等多重型)社会」の姿が見えてきます。
「ケア」については「社会保障」政策によって進んでいる「地域包括ケア」の充実と医療・介護・福祉関連の機器の開発と普及は欠かせませんが、暮らしの必需品それぞれに高齢者仕様の配慮が仔細になされることになるでしょう。
「支える高齢者」が関心を持つ「健康(からだ)」・「知識(こころ)」・「技術(ふるまい)」の三つの要素に特化した成果は、次世代に将来への安心を与える資産ともなるものです。 
政治基盤が揺れている
この国の政治基盤が揺れています。マグニチュードはかなり大きい。
明治維新、大戦後に継ぐ今世紀初頭の「第三の国難」に立ち向かう変革者あるいは救済者として、憂国高齢議員が政治生命を賭けて国民にたちあがりを求めているし、地方首長・議員が市民に決起を促しています。既成政党の内部でも、もちろん市民の間でも議論は渦を巻いています。
しかし「三・一一大震災」後もなお多くの国民は、「そんなに深刻ぶることはない」「世の中はどうなっても自分は大丈夫」と思って暮らしているし、TV画面ではエンタテイナー(楽しませる人)が明るくバカ騒ぎをしているし、放射能を気にしながらも日々の食卓にモノを欠くこともない。気づかない人びとが気づいたときにしか時代は動きません。
二〇〇九年八月三〇日の衆院選では、女性高齢者層の動向(オカン・パワー)が左右したといわれます。
結果は「官僚主導から国民主導の政治へ」を訴えた民主党が圧勝し、四八〇議席のうち三〇八議席をえて「政権交代」をなしとげたのでした。が、その勢いの裏で何が際立ったかといえば、時代の変化に反応しない高齢オジン議員に替わって、三〇~四〇歳代の新人議員が数多く呼集されて国会内が若返ったことでした。
「小泉チルドレン」が「小沢ガールズ」に変衣変性したにせよ、選挙戦略としては「若年化」を演出したことに変わりはありません。また大敗した自民党内からも総裁選で「世代交代」が声高に叫ばれて、「政界の若年化」をさらに進めようとする気配も濃厚でした。
本稿は、若い人びとのなかに単純な「世代交代」を求める風潮がこれ以上に強まるのを憂慮しています。なぜなら高齢者層をないがしろにすることで、社会全体のパイを小さくしてしまうからであり、年長者に敬意をもたない社会が長つづきするはずがないからです。そしてそのことに若い人びとが気づきようがないからです。
「先輩のみなさんが先の大戦後に苦労して築いてくれた社会を安定させるために努めますから力を貸してください」
こういうふうに時代を広く読むことができる若手政治家なら高齢者は求めに応じて支援に向かうでしょう。
時流は「平成維新」だが本流は「平成掘起」
いま時流は地方から国家変革をめざす橋下徹氏などの「平成(大阪)維新」を中心にして動いていますが、本流(潮流)は高齢者ひとりひとりが保持・温存している知識・技術・経験・資産を駆使して、地域特性を掘り起こし再生する「地域再生・平成掘起」なのです。その活動がみんな(三世代)が住みやすい生活圏の達成につながるからです。
そして何より人生の「尊厳」(dignity)を大切にして暮らしている高齢者は、これ以上に不安が増し、自分たちの肩身が狭くなるような社会を許すわけにはいかないでしょう。
「次の国政選挙はわれわれが左右します」
と明確な意思表示(オジン+オトン・パワー)をして、高齢者の意思が活かせる代表を選び出すこと。頼れるオカン・パワーを合わせて三〇〇〇万人(票)の「衆志成城」のときなのです。
安心して暮らせる長寿社会をつくるために、もっともふさわしい候補に一票を投じること。それが地域基盤をつくり直し、国民主導の政治をさらに一歩進めることになるからです。今度こそ、まったなしの「日本長寿社会」のために「参加」せねばならないのです。    (二〇一二年三月一一日+補)
堀内正範 ほりうちまさのり
朝日新聞社社友
本丈人の会代表 
経歴 昭和一三(一九三八)年一一月一日、東京都渋谷区生まれ。終戦の昭和二〇(一九四五)年に小学校入学。福島・群馬・東京の小学校4、中学校2を転校。都立両国高校、早稲田大学文学部卒業。朝日新聞社社友。元『知恵蔵』編集長。平成六(一九九四)年に早期退社して中原の古都洛陽市へ。洛陽は倭の奴国王や卑弥呼の遣いが訪れた日中交流の原点。洛陽外国語学院外籍教授を経て日本学研究中心研究員。国際龍門石窟研究保護学会本部顧問。高連協オピニオン会員。「S65+」顧問。「アジアの総合性」「日本型高齢社会」が課題。
『著書』
『丈人のススメ 日本型高齢社会 「平和団塊」が国難を救う』
(武田ランダムハウスジャパン 二〇一〇年七月 一五〇〇円・税別)
『洛陽発「中原歴史文物」案内』(新評論)
『中国名言紀行・中原の大地と人語』(文春新書)
『人生を豊かにする四字熟語』(ランダムハウス講談社)
『日本と中国』(日中友好協会紙)に「平和の絆・友好都市ものがたり」
のあと「四字熟語ものがたり」を連載中。
「講演」のテーマ
日本型高齢社会」(平和日本の証として)
「人生を豊かにする四字熟語」(先人の営為に学ぶ)
「地域大学校推進」(地域を発展させる高齢者人材の養成)
 

月刊「丈風」2012年5月号目次


お知らせ
pd f版は「月刊丈風8月号」「丈風」!12年8月号a をご覧ください。

2012年5月号  https://jojin.jp/482
目次
緊急提案(請願))「“消費税”論議とともに“日本長寿社会”構想を!」 https://jojin.jp/465
小論「まったなし“日本高齢社会”への展開」 https://jojin.jp/429
◎S65+ジャーナル http://super65plus.jp/jurnal/
◎現代シニア用語事典 https://jojin.jp/412
◎人生を豊かにする四字熟語 https://jojin.jpcategory/
◎昭和シニア人名録(賀寿期5歳層別) https://jojin.jp/438
◎日本地域大学校名簿 https://jojin.jp/19
◎高齢者(60歳以上)生年別人口・流行歌・流行語 https://jojin.jp/437
月刊「丈風」にまとめた上記の新情報・論文・資料などは
いずれもweb「日本丈人の会」 https://jojin.jp/  でご覧になれます。
ご意見や資料転送はe-mail mhori888@ybb.ne.jp  でどうぞ。
関連著書 『丈人のススメ  日本型高齢社会 -「平和団塊」 が国難を救う-』
256ページ 1500円(税別) 2010・7・1発刊 武田ランダムハウスジャパン
*****編集人 堀 亜起良(堀内正範) 日本丈人の会代表 朝日新聞社社友
e-mail  mhori888@ybb.ne.jp  tel & fax  0475-42-5673  keitai  090-4136-7811
〒 299-4301 千葉県長生郡一宮町一宮9340-8
 

地域生涯学習(シニア)大学校一覧(案内)   

各地(自治体)の地域再生・創生のための高年者人材を養成する施設として展開中。これまでの公民館活動やリカレント教育が個人の生きがいづくり中心なのに対して、地域の特性再生(まちづくり)や生涯の学友づくりに重点があります。
[制作中]地域生涯学習(シニア)大学校一覧(案内)
学校名 運営 所在地 連絡先 創立 入学資格 経費 講座内容 卒業後のようす(まちづくり参加) 特徴(堀内メモ)

地域生涯学習(シニア)大学校 調査研究

調査研究企画案
地域再生・発展の力は「地域大学校」の推進にある。
(仮)全国地域生涯学習大学校の現状と将来
長い期間にわたる「横並びの平等」の施策によって、全国の自治体レベルでの比較でみて際立って異なる分野は少ないが、そのなかで例外ともいえるのが「高齢者に対する生涯教育の実施」の分野である。
「生涯学習(生きがい教育)」が行われていない自治体はない。しかしこのレベルのものはあるとはいえない。なぜならそれは個人の「生きがい」に属する成果であって、社会を変える(新しくする)成果ではないからである。自治体が域内多数者の拠出する税金を、「個人の生きがい」に投ずるのは応急的な措置であって、本来その活動は民間に任せるべきことである。自治体が参画する以上、その成果は「地域社会」の発展に寄与するものでなければならない。そういう基本的意味合いにおいて、際立った差が生じている。
では比較の上で進んだ自治体といえるのはどこか。
現況では兵庫県をあげることができる。ご存じのように、県主導官民協働の「いなみ野学園」はひとつの実施例であるとともに、モデルあるいはシンボル的な存在といっていいだろう。その40年にわたる経緯(プロセス)は、健常な県民高齢者に社会参画のための知識や技術や生涯にわたる“学友”を提供してきた成功例を示している。
兵庫県「いなみ野学園」の実例に学ぶ
細部の検討は別の機会に譲るが、注目すべき点は「専門学科」の設定にある。この「専門学科」(「基礎学科」というところもある)と全員共通の「教養講座」のありようが上記した成果に関連してくるからである。
「いなみ野学園」には、健康福祉科、文化科、園芸科、陶芸科の「4つの専門学科」がある。実際の細部は大切だが、ここではモデルとしての一般性の面から整理してみたい。
・「健康福祉学科」―健康でありたい高齢者がもっている関心と暮らし方に含めて、福祉を組み込む。卒業生は健常な高齢者として体の弱い仲間たちとの交流、ボランテイア(支援)活動にも積極的に参加する。学んだ知識は、自分のためとともに社会的にも活かされる。それが本来の意味での「生きがい」となる。
・「文化学科」―郷土の歴史、伝統、文化を心ゆくまで学ぶことで豊かな内面的な満足を得るとともに“学友”を得て、卒業生はそれぞれの地元の歴史や伝統(行事)を研究し守っていくことになる。
・「園芸学科」―自分の家の庭の草花や果樹についての知識や技術を学ぶことに始まり、隣近所・公園など「緑のまちづくり」に繋がっていく。卒業生が多くなるほど街の緑が大事にされるようになる。
・「陶芸学科」―手作り技術が得意な人たちが実作をしたり関係する作品・意匠の集積にあたることで、自分と地域の人びとの暮らしを豊かにすることになる。
実際には「4つの専門科目」だが、論理的な整理では、手作り技術の内・外ということで、「園芸・陶芸学科」とすれば、すべての高齢者が関心をもつ「からだ(体)・健康」「こころ(心・志)・知識・目標」「ふるまい(技)・技術」の3範疇(学科)になる。
官民協働の運営主体を構成する
全国各地の「生涯学習大学校」の現場で、それぞれの学科で「専門講座」を学び、さまざまな「教養講座」を学んだ高齢者が、これまでのコミュニティと重なりながら新たな「地域高齢者コミュニティ」を成立させることになる。この地域活動のありようが「社会の高齢化」であり、総体的にみた姿が「日本高齢社会」であり、国が政策として期待する「個性ある地域の発展」となる。年々増加する健常(健丈)な高齢者の社会参画なしには、安心した「高齢期」も安定した「地域社会」もありえない。
まずは全国的レベルでの自治体の現状把握を行うことが必要だろう。その上で官民協働の運営主体を構成し、地域の特性を加味したカリキュラムを構成し、地域社会の発展に寄与する人材の養成を行う「地域生涯学習大学校」が設立される。これは明治期小学校・昭和期中学校に次ぐ公的教育改革として指向されねばならない。その設立の遅速は、地域発展の差となるだろう。            2011・11・28 記
地域生涯学習大学校推進会議 代表 堀内正範