「オヤノコト.エキスポ」のこと

 内閣府と高連協共催による「平成23年度高齢社会フォーラム・イン・東京」が、ことしは7月17日(日)、東京国際フォーラムで開かれた。(別稿)
 下の展示ホールで、第4回になる「オヤノコト・エキスポ2011」が開かれていて覗いてみた。高齢の親をもつ子ども世代の「親孝行」を応援するというコンセプトで、70社ほどの企業が出展。「暮らしのゾーン」「おでかけのゾーン」「健康・食のゾーン」「生活設計のゾーン」「聴こえのゾーン」「介護・車イスのゾーン」「エンディングのゾーン」の7つのゾーンにわけて、「親のこと」に役立つ商品や情報を提供していた。

 40歳あたりが来場者の中心で、オヤの姿は少ない。隣のホールがウエディングの展示会だったせいもあるのだろう。「高齢社会フォーラム」に出て、高齢期をどう暮らすかを「自分のこと」として議論した当事者からすれば、「オヤノコト」をテーマにする展示会は、コンセプトが違う。あってもいいが、やはり11月幕張メッセで開かれる「s65+」(スーパー65プラス)が、「高齢社会」を自分で考える立場からは本筋に思える。